■全日本スーパーフォーミュラ選手権車両にサステナブル素材を使ったアドバンA005を装着
YOKOHAMA TIREのブースはモータースポーツを前面に押し出し、最上級ブランドの「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」を中心に、モータースポーツマシンに同社のタイヤを装着することで、優れた走行性能をアピールしています。
アドバンでは、サステナブル素材が活用されているレーシングタイヤをワンメイク供給している、全日本スーパーフォーミュラ選手権の最新車両「SF23(白寅)」を展示。2023年から原材料の約33%にサステナブル素材が使われています。
日本レースプロモーションが進めるプロジェクト「SUPER FORMULA NEXT50(ネクストゴー)」で進める、カーボンニュートラルテストの開発車両でもあります。「ADVAN A005」を装着し、サイズはフロントが270/620R13、リヤが360/620R13。
「Studie BMW M2」には、フロント285/30R20 99W、リヤ295/25R21 96Wサイズの「ADVAN NEOVA AD09」が装着されています。21インチのアドバン・ネオバは開発中で、Studieオリジナルホイール「BBS RI-D」と組み合わされています。
EV時代の到来に対応し、アドバン初のEV向け専用タイヤ「ADVAN Sport EV」が、エアロパーツブランド「ARTISAN SPIRITS」のテスラ・モデル3のデモカーに装着されています。タイヤサイズは、前後ともに235/35ZR20 92Y。
●「アジアクロスカントリーラリー2023」で総合優勝を支えたジオランダー
ジオランダーは「アジアクロスカントリーラリー2023」で総合優勝を果たしたトヨタ・フォーチュナーが主役になっていました。参戦14回目の車椅子ドライバーで、不屈の精神の持ち主である青木拓磨選手が率いる「TOYOTA GAZOO Racing Indonesia」の優勝車両。
装着タイヤは一般市販品で、SUV・ピックアップ用タイヤ「GEOLANDAR M/T G003」。タイヤサイズは、前後ともにLT265/70R17 121/118Qです。
以前お伝えしたように、新商品ではプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V553(アドバン・デシベル・ブイゴーゴーサン)」の初公開がトピックス。同タイヤは、トレッドパターンを新たにするとともに、構造もタイヤサイズごとに最適化されています。新品時の騒音エネルギーは従来品から15%低減し、摩耗時の騒音エネルギーも22%低減。
「ADVAN dB」向けのコンパウンドが採用され、低燃費、ウェット、耐摩耗のバランスにも優れています。
国内タイヤラベリング制度での転がり抵抗性能は「AA~A」、ウェットグリップ性能は全サイズ最高グレードの「a」を獲得し、低燃費に貢献するとともに、雨天時でも安心のドライブをサポートしてくれます。
(塚田 勝弘)