■アダプティブクルーズコントロールや車線中央維持機能などの先進安全装備を搭載
スズキからOEM供給を受けているマツダ・フレアワゴン/フレアワゴン カスタムスタイル。供給元である新型スペーシア/スペーシアカスタムのフルモデルチェンジに伴い、新型にスイッチし、2023年12月25日に発売されました。
エクステリアデザインは、新型スペーシアと同様に大容量のコンテナがモチーフ。標準モデルであるフレアワゴンは、心地よさやワクワク感が表現されています。一方のフレアワゴン カスタムスタイルは、上質感や存在感の高さが追求されています。
インテリアも、各キャラクターに合わせたカラーや素材が使われていて、上質で居心地のよい仕立てになっています。
スペーシアと同様に、後席の快適性・使い勝手を高める「マルチユースフラップ」を設定。シート前端にあるフラップの位置や角度を調整することで、オットマン、レッグサポート、ストッパーモードの3役を使い分けできるアイディア装備です。
また、前席シートヒーター、助手席前のビッグオープントレーや後席用の折り畳み式シートバックテーブル、左右独立式センターアームレストの採用などにより使い勝手を高め、ファーストカーとしても使われている軽スーパーハイトワゴンの資質を高めています。
走りでは、効率を高めたNAガソリンエンジンとCVT、マイルドハイブリッドの搭載により、優れた燃費性能とスムーズな走りを両立。さらに、新設計のボディ構造により、操縦安定性や静粛性の向上も図られています。
安全装備もアップデートされています。マツダの軽自動車で初となるミリ波レーダーと単眼カメラが組み合わされた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」が全車に標準装備されています。
また、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能・停止保持機能付)や車線中央維持、車線逸脱防止機能なども用意され、快適なドライブ、安心、安全に寄与。
そのほか、電動パーキングブレーキや新開発のメーターなど、利便性を高める装備も採用されています。なお、フレアワゴン、フレアワゴン カスタムスタイルは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当します。
関係者などをのぞき、わざわざOEM版を指名する方は少数派かもしれません。しかし、馴染みのディーラーや営業担当者などがいる場合、販売店が近いなどの理由でもこうしたOEM版を狙う手もあります。
●価格帯:154万1100円~240万200円
(塚田 勝弘)