フォード「クーガ」改良型、北米版・エスケープとはここが違う!?

■グリルパターンやエキゾーストパイプの形状で差別化

フォードは北米市場にて「エスケープ」(USクーガ)改良型を発表していますが、その欧州版である「クーガ」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

フォード クーガ 改良型プロトタイプ スパイショット
フォード クーガ 改良型プロトタイプ スパイショット

基本的にはエスケープと同一ですが、フルヌードによってその違いが見えてきました。

フロントエンドでは、新設計されたヘッドライトやブランドの新ロゴを装備、中央にはLEDライトバーが配置されています。またグリルパターンも異なっています。後部では、エスケープの円形エキゾーストパイプに対し、台形の排気口がみえます。

キャビン内では、エスケープの足跡をたどり、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターも装備されます。また最新バージョンのフォードSYNC4インフォテインメントを搭載、新しい13.2インチの中央タッチスクリーンを介して操作されます。

フォード クーガ 改良型プロトタイプ スパイショット
フォード クーガ 改良型プロトタイプ スパイショット

米国仕様のエスケープには、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、衝突回避、歩行者検知などのさまざまな安全システムが装備されています。オプションの追加装備には、ヘッドアップディスプレイ、パノラマルーフ、ワイヤレススマートフォン充電パッドが含まれます。これらすべてがクーガに採用されるかは不明ですが、基本的には継承される可能性が高いと見られます。

エンジンラインナップはフェイスリフトとともに変更されると思われ、最高出力150psの1.5リットルガソリンエンジン、最高出力190psの2.5リットルガソリンハイブリッド、そして最高出力222psの2.5リットルプラグインハイブリッドガソリンなどが予想されます。

ヨーロッパでフェイスリフトされたクーガのテストを見るのはこれが初めてであることを考えると、完全な公開は2024年後半まで行われない可能性が高いでしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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