■複雑なシステムのようだけど、ディスプレイでセレクトするだけ
トヨタは現在、スポーツドライビング好きな方のために、EVモデルでもガソリンエンジンモデルに近い感触を提供する仮想マニュアルトランスミッションを開発していますが、その驚愕のシステムが見えてきました。
日本メーカーでは、トヨタ以外もEVに仮想MTを導入する動きがありますが、どれも6速から7速に限定される可能性が高いです。しかし、数日前に流出した特許出願では、最大14速を示す画像が確認できます。
この出願書によると、ドライバーは希望するギアを選択できるようになります。「仮想ギア段数は6段以上でもよいし、6段未満でもよい」と記載されており、ドライバーの好みに合わせて、好みのパターンを選択することができるようです。つまり、1~2と昇順でも良いし、2~1へと降順でも設定が可能ということです。
詳しいシステムは不明ですが、要は好みのシフトをインフォテインメントディスプレイから設定し、それを仮想実行する可能性がありそうです。
もちろん、トヨタがこのシステムを搭載するのはすべてのEVというわけではなく、「ジャパンモビリティショー2023」にてワールドプレミアされた「FT-Seコンセプト」など、近未来スーパーカーに限定されると思われます。
通常、これまでのガゾリンエンジン搭載車では、7速以上は実用的ではなく、マニュアルトランスミッションをシミュレートしているだけのEVモデルならではのシステムであるため、意外とEVで走る喜びは感じることが出来るかも知れませんね。