■V8よりシリンダー数の少ない直列6気筒モデル
メルセデスAMGは、今夏2ドアスポーツカー「GTクーペ」新型を発表しましたが、より少ないシリンダーと、シンプルなデザインを持つベイビーモデルを導入し、ラインナップを拡大する準備を進めています。
新型AMG GTは、最高出力476psを発揮する「55 4MATIC+クーペ」と、最高出力585psを発揮する「63 4MATIC+クーペ」をラインナップ、どちらも4.0リットルV型8気筒ターボエンジンを搭載しています。
そこに新たに加わるのが、V8よりシリンダー数の少ない直列6気筒モデル「43」です。
おそらく、メルセデス・ベンツ「CLE 450」に搭載されているエンジンを流用、最高出力380ps・最大トルク479Nmを発すると見られます。
捉えたプロトタイプは、GT 55やGT 63より伝統的なインテークを備えたフロントバンパーを備えており、フロントフェンダーの垂直ベーンを削除、パナメリカーナグリルも縮小されています。またフロントフェンダーをチェックすると、前輪のすぐ後ろの通気口がなくなっていることに気づきます。
リアエンドでは、V8モデルのコーナーにある垂直のエアアウトレットがなくなり、よりすっきりと見えます。また青いプロトタイプでは、丸形のクワッドエキゾーストパイプが見られますが、白いプロトタイプでは仮の2本のパイプが突き出ています。最終的には円形クワッドエキゾーストパイプが予想されています。
キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、縦向きの11.9インチのインフォテインメントシステムを装備、もちろん「身長5フィート(152.4cm)未満の乗員に適した」後部座席も存在します。
「GT 43」のワールドプレミアは、 2024年内と思われます。