APOLLO 
■電動モーターをフロントアクスルに搭載、100kW/290Nmの出力を発揮
フォードは現在、コンパクトクロスオーバーSUVに生まれ変わった「プーマ」改良型を開発中ですが、ラインナップに追加されると噂されていたフルエレクトリックバージョンをカメラが初めて捉えました。
初代プーマは、コンパクトハッチバックとして1997年に誕生しましたが、2001年にわずか4年という短命で生産を終了しました。その後、2019年にクーペクロスオーバーSUVとして復活、プーマ史上初のエレクトリックモデルが誕生します。
市街地で捉えたプロトタイプは、ICE搭載モデルと似たような偽装がなされています。
しかし、よく見るとEV専用と思われるフロントバンパーを装備、グリルはエアロダイナミクス向上のためにカバーされており、バンパー下部のエアインテークは、大型のフォード「マスタング マッハE」を参考にして新設計されているようです。
ヘッドライトは現行モデルの形状を維持していますが、内部にはICEのハーフカップ型とは異なる2本の縦ラインをあしらったLEDデイタイムランニングライトが確認できます。後部ではテールパイプが欠如していますが、ルーフスポイラーはICEと同じデザインのようです。
ダッシュボードはカバーされていたようですが、「E-Tourneo Custom」に搭載されているデュアル12インチディスプレイを搭載、デジタルコクピットのレイアウトも継承されると思われます。またICEモデル改良型と同様に、最新のADASとコネクティビティ機能を装備すると考えて間違いないでしょう。
市販型では、「E-Transit Courier」 および 「E-Tourneo Courierバン」と電動化基盤を共有すると予想されています。
つまり、電動モーターがフロントアクスルに搭載され、最大100kWのDC急速充電で100kW／290Nmの出力を発揮しますが、自由に使える他のバッテリーオプションや、より強力な電気モーターも用意しているため、プーマEVが2024年に市場に投入される際には、パワートレインの選択肢がさらに増える可能性があるようです。
プーマ改良型のワールドプレミアは2024年前半と予想され、2024年後半からルーマニアのクラヨバで生産される予定ですが、プーマEVは2024年後半のデビューが予想されます。
