モーターショー初体験の筆者、車に興味がなくてもJMS2023は楽しめる! スバルの「空飛ぶ車」に感動【これだけは見逃すなジャパンモビリティショー】

■4年振りの開催! ジャパンモビリティショー2023に参加してきた

4年ぶりに「ジャパンモビリティショー 2023(旧 東京モーターショー)」が開催された。
4年ぶりに「ジャパンモビリティショー 2023(旧 東京モーターショー)」が開催された

コロナ禍以降、4年ぶりの開催となる「ジャパンモビリティショー 2023(旧 東京モーターショー)」のメディア向け先行公開に参加してきました。

筆者は、東京モーターショー時代から一度も参加したことがなかったので、どのようなショーになるのかとわくわくしながら当日を迎えました。

さっそく会場に入場して一通り回ってみたところ、ショーのテーマは、「乗りたい未来を探しに行こう!」ということもあり、車やバイク以外にも、電動キックボードや電動技術を活用した車椅子など、次世代のモビリティが数多く展示されていました。

ほとんどのブースでは、脱炭素社会に向けた電気のチカラで動く車が展示されており、あらためてEV化が自動車業界全体のトレンドとなっていることを認識しました。

そもそもEVは、日常で見る機会がまだまだ少ないので、その近未来的な外観や内装を見ているだけで新鮮な気持ちになれました。

その一方で、仕事柄、EVを何度か運転した経験がある筆者としては、分かりやすく「今までにはない革新的な乗り物だ…」と感じられるようなインパクトはありませんでした。また、単純にショーを楽しむという観点からも、それだけでは物足りないというのが正直な感想です。

ジャパンモビリティーショー2023には、大人だけでなく未来に期待をふくらませる子どもも数多く来場するので、お台場に設置されている実物大ガンダムのように、見ただけで「すごい!」と感じるようなインパクトある乗り物が見たいところ。

しかしEV系の展示が大半のなか、10年後や20年後が楽しみになる、一目見ただけで興奮させてくれるような乗り物も何台か見つけることができました!

今回は、筆者が一番心躍ったお気に入りの1台を紹介します!

●世界初公開! スバルの空飛ぶ車「SUBARU AIR MOBILITY Concept」が移動手段に革命を起こす

場内に突如として現れた空飛ぶ車「SUBARU AIR MOBILITY Concept」。
場内に突如として現れた空飛ぶ車「SUBARU AIR MOBILITY Concept」

それは、プレスブリーフィング中にステージの奥から突如としてあらわれた「空飛ぶ車」です! 場内が軽くざわめくほど、登場時からインパクトがありました。空飛ぶ車の正式名称は、「SUBARU AIR MOBILITY Concept」です。

実用化は未定だそうですが、自動車と航空宇宙の両事業を融合させ共同で開発を行っており、飛行はすでに実証機で成功しているそうです。

もし、車が空を飛ぶことができたら、今までより短時間で目的地に到着することができたり、飛行中は車内からキレイな景色を眺めたりすることができるはずです。とにかく、陸ではなく空を活用することで、移動手段に「革命」が起こることは間違いありません!

AIでの自動運転が実現しそうな昨今では、空飛ぶ車ぐらい革新的な技術が登場してくれないと、筆者としては未来に対してワクワクできないなーと感じていたので、非常に満足しました。間近で、SUBARU AIR MOBILITY Conceptを見たときの感動は言葉にあらわせません…。

子供から大人、誰が見ても、すごいと思える乗り物ではないでしょうか!
子どもから大人、誰が見ても、すごいと思える乗り物ではないでしょうか!

現実的には、実用化までにかなりの時間がかかるとのことでしたが、1〜2人が乗れるスペースがあり、飛行実験に成功するだけの技術があることは間違いありません。

数十年後には、当たり前のように空を飛んでいるかもしれない車を間近で見ておいて損はないでしょう!

空飛ぶ車以外にも、会場には人気職業施設「キッザニア」とコラボレーションした「子供たちが動く街」や「Tokyo Future Tour」など、いわゆる車好き以外の人や子どもでも楽しめるようなブースがたくさんありました。

「カーボンニュートラルやEV化なんてよく分からない」という人でも、興味が持てる革新的なモビリティーも展示されているので、ぜひジャパンモビリティショー2023に足を運んでみてはいかがでしょうか。

(鈴木 僚太[ピーコックブルー])