初の電動化で700馬力!ポルシェ「911 GTS」改良型ハイブリッド、473馬力から脅威のブースト

■センターロックホイールを装着、サイドエアインテークの欠如から「GTS」濃厚

ポルシェは現在、911ファミリーの改良型(992.2)を開発中ですが、「GTS ハイブリッド」をカメラが初めて捉えました。

ポルシェ 911 GTS 改良型 プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911 GTS 改良型 プロトタイプ スパイショット

キャッチしたプロトタイプは、リアウインドウに電動化を示す丸いイエローステッカーが貼られており、ハイブリッドであることがわかります。

足まわりにはセンターロックホイールを装着していますが、ターボのようなサイドエアインテークがなく、消去法で考えればこのプロトタイプが「GTS」と思われます。

ポルシェ 911 GTS 改良型 プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911 GTS 改良型 プロトタイプ スパイショット

エクステリアのディテールは隠されており、ヘッドライトは古いものに似ていますが、オレンジ色の方向指示器を組み込んだ新しい内部構造を備えています。

フロントバンパーには、従来のGTSよりはるかに大型のエアインテークを装備、3本の水平バーと、その奥に複数の垂直ストレーキを備えるアクティブシャッターインテークが見てとれます。

そのアウトラインは巧妙な黒いテープによりエッジの角度を隠しており確かなことは分かりませんが、最終的には角張ったデザインが予想されます。

ポルシェ 911 GTS  改良型 プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911 GTS 改良型 プロトタイプ スパイショット

いたるところにかなりの黒いテープが貼られているなど、まだ多くのカモフラージュが残るリアエンドですが、エキゾーストパイプはセンター寄りに配置されていることが見てとれます。

また上部には、大型のリアウイングを装着するなどが見られ、さまざまなエアロパッケージをテストしている可能性がありそうです。

現行型GTSのパワートレインは、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力473pを発揮しますが、最新情報では700psに達するといいます。ただし、パナメーラのようなプラグインハイブリッドではなく、よりシンプルなハイブリッドを採用、燃費性能よりもパワーを優先することになります。

911GTS改良型のデビューは最速で2023年内ですが、カモフラージュ具合からみて2024年以降と予想しています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる