■Dピラーのリアウインドウに流れるクロームアクセントは変更か
ヒョンデは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「ツーソン」改良型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代ツーソンは2004年から2009年まで日本にも正規輸入されていましたが、2002年以降、日本の商標制度において地名を商標として申請できなくなっており、「ツーソン」(米アリゾナ州)の車名の代わりに、開発コード「JM」として販売されていました。現行型は、2020年にデビューしており、これが初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、前後・側面が覆われているものの、サンタフェが大胆なボクシーデザインに変更されたのと比べ、多くがキャリーオーバーされている様子が伺えます。
それでもフロントエンドでは、厚いメッシュパターンを備えた新グリルが採用され、ウインカーとLEDデイタイムランニングライトとして機能する4つのLED照明ユニットが確認できます。
側面では、Dピラーのカモフラージュから、リアウインドウに流れるクロームアクセントに変更がある可能性があることを示唆しています。また足まわりでは、ホイールデザインを刷新、後部では、3次元グラフィックを備え、新設計されたテールライトの一部が確認できます。
インテリアに関しては、少なくともデジタルメーターとインフォテインメントシステム用の、新しいソフトウェアを取得すると報じられています。またステアリングホイール、電動パーキングブレーキと、最小限のギアセレクターを配置するセンターコンソールもリフレッシュされると思われます。
現行型ツーソンには、最高出力187ps・最大トルク241Nmを発揮する2.5リットル直列4気筒エンジンが搭載され、ベースモデルは前輪駆動、上位モデルでは全輪駆動システムが提供されています。また最高出力226psを発揮するハイブリッドや、261psを発揮するプラグインハイブリッドもラインナップされていますが、それぞれパワーアップが見込まれ、2.5リットル直列4気筒は194psへ向上すると予想されます。
ツーソン改良型のデビューは、2024年内となりそうですが、フルエレクトリックモデルが導入されるまで、日本導入は可能性が低いと見られます。