■ブレンボ製ブレーキキャリパーと充電ポートを装備
フォルクスワーゲン(VW)傘下の「セアト」が展開するパフォーマンスブランド「クプラ」のハッチバック「レオン」改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
セアトは今後10年以内に、自動車製造業から撤退すると思われていることから、VW帝国におけるその地位は、セアトのパフォーマンスブランド「クプラ」に託すことになります。
レオンという名は1990年代後半からセアトで存在しており、2020年にクプラ・レオンが誕生、アウディ「A3」第4世代や「ゴルフ」Mk8と「MQB Evo」プラットフォームを共有しています。
南ヨーロッパで捉えた2台のプロトタイプは同じに見えますが、細部を見ると、1台にはブレンボ製ブレーキキャリパーと充電ポートが装備されており、このプロトタイプがeHybridモデル、つまりゴルフGTEやオクタビアRS iVのスペイン版モデルであることを示しています。
どちらもフロントエンドにはスリーポイントモチーフを備え、電気クロスオーバー「タバスカン」のものに似た新しいヘッドライトが装備されています。
また格子パターンを特徴とする、よりアグレッシブな下部エアインテークを装備、完全に新設計されたフロントバンパーを採用しています。
クプラ・レオン改良型のワールドプレミアは、2024年内と予想され、その後3~4年続くと見られます。VWゴルフは次世代型でEVになると認めており、レオンも同じ道を辿ることになるでしょう。