■バンパーグリルには 冷却を強化する調整可能なスラットを装備
中国のEVメーカー「Xiaopeng Motors」(小鵬汽車/シャオペン)は、現在最高級EVミニバン「X9」を開発中ですが、その最新ティザーイメージが公開されました。
Xiaopengは2014年に中国・広州に誕生したEVメーカーで、今年に入ってミドルクラスSUV「G6」を公開したばかりです。
X9は全長5mを超える高級大型EVミニバンで、Zeekr「009」や、レクサス「LM」、ビュイック「GL8」などと市場で争うことになりそうです。
Zeekrの009 ほど大胆ではありませんが、それでも従来のミニバンとは異なり、非常に印象的な形状とデザインになりそうです。
公式リークされたプロトタイプのフロントエンドには、全幅LEDライトバーを備えたスプリットLEDヘッドライトを備えていることがわかります。
また、バンパーのグリルはエアロダイナミクスを改善したり、冷却を強化したりするために開閉できるなど、何らかの調整可能なスラットが付いている可能性があります。そして、非常にスリムなAピラーは間違いなくドライバーに優れた視界を提供するでしょう。
側面からは、ほぼ完全にフラットなルーフが急傾斜のリアウインドウまで伸びているのが見てとれます。サイドミラーのすぐ前に三角形の窓が配置され、ポップアウトドアハンドルを装備、2列目と3列目のプライバシーガラスがあります。
車両後部の完全な画像は公開されていませんが、スリムなLEDテールライトが装備されており、後部オーバーハングが非常に短いことがわかります。
技術仕様はまだ不明ですが、X9がZeekr「009」のライバルとして位置付けられることを考えると、同様のパフォーマンスを提供するはずです。
009は合計536psを発揮する2つの電気モーターによって駆動され、わずか4.5秒で時速62マイル(100km/h)まで加速できます。 また、140kWhの大容量バッテリーパックを搭載しており、CLTPサイクルに基づく電気航続距離は511マイル(822km)です。