■デジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライトを配置
ボルボは先日、ブランド史上初となるプレミアム電動ミニバン「EM90」を11月にワールドプレミアすることを発表。真上から撮影されたティザーイメージを1点公開しましたが、その市販型デザインを予想プレビューしました。
ティザーイメージでは不明だったフロントエンドには、「EX30」同様のグリルレスノーズを採用、デジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライトを配置していますが、縦部分はEX30より下部へ伸びています。
側面では、スライドドアを採用、リアクォーターウインドウはスポーティにキックアップしています。
リアエンドには、ボルボらしいピラーに沿ったLEDテールライトを装備、左右を繋ぐライトバーの間には「VOLVO」のロゴが配置されているほか、ルーフスポイラーもしっかりと存在感を見せています。
ルーフには、先日のティザーイメージで公開されているように、後部乗員用のパノラミックサンルーフと、運転席と助手席用の小さなガラス部分が装備されます。
市販型は、同じ吉利ブランドのZeeker 009をベースに開発されており、サイドミラーやドアハンドルが共有されると思われます。009では、ロータス「エレトレ」や、ポールスター「5」と共有するSEAプラットフォームを採用。システム合計出力534psを発揮するデュアルモーターと140kWhの大容量バッテリーを積み、中国小型車テストサイクル(CLTC)で511マイル(822km)の航続距離と、0-100km/h加速4.5秒の動力パフォーマンスを持ちますが、EM90では、よりパワフルになる可能性もありそうです。
EM90のワールドプレミアは、2023年11月12日が有力とされ、日本市場に導入されれば、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」、日産「エルグランド」とガチンコ勝負となりそうです。