マツダが「CX-5」一部改良。「レトロスポーツエディション」を追加し、MTモデルを廃止に

■「20S Proactive」「25S L Package」「25S Exclusive Mode」「XD Proactive」「XD L Package」とMTがカタログ落ち

2023年9月4日(月)、マツダは主力SUVであるCX-5の一部改良を実施、同日から予約受付を開始しました。発売は同年10月中旬の予定です。

一部改良を受けたマツダCX-5「 Retro Sports Edition」の エクステリア
一部改良を受けたマツダCX-5「 Retro Sports Edition」の エクステリア

好評を得ているという「Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)」や「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」に加え、レトロモダンの世界観をテーマにスポーティさを融合させた特別仕様車の「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」が加わっています。

「CX-5 Sports Appearance」のエクステリア
「CX-5 Sports Appearance」のエクステリア

さらに、各グレードのキャラを強調させるデザイン変更。メーカーセットオプションと標準装備の見直しも盛り込まれています。

全グレードに共通のメニューとして、ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」が新たに設定されています。また、メーカーセットオプションも変更。

「Exclusive Mode」のエクステリア
「Exclusive Mode」のエクステリア

上質でスタイリッシュな内外装が特徴の「Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)」もリフレッシュされています。

縦基調のブロックメッシュパターン(ガンメタリック)のフロントグリルをはじめ、シルバーのフロント&リヤバンパーセンターガーニッシュ、高輝度ダーク塗装の19インチアルミホイールなどによってエクステリアをブラッシュアップ。

「Exclusive Mode」のインテリア
「Exclusive Mode」のインテリア

インテリアでは、インパネとドアトリムに、ハニカムシルバーのデコレーションパネルが用意されたほか、ライトグレーのステッチがシート、コンソールリッド、ドアアームレスト、ニーパッドに配され、質感向上が図られています。

「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」は、持ち前のスポーティムードを強調するべく、こちらにも縦基調ブロックメッシュパターン(グロスブラック)のフロントグリルを用意。また、運転席と助手席にシートベンチレーションが追加され、夏場の快適性向上が盛り込まれています。

「Field Journey」のエクステリア
「Field Journey」のエクステリア

アウトドアテイストが美点の「Field Journey(フィールドジャーニー)」は、機能性の高さの中にも質感の高さを抱かせるカラー、デザインが施されています。

シートパイピングとステッチがライトグレーになり、パーフォレーション加工が施された合成皮革をシート座面に用意。さらに、エアコンルーバーベゼルがサテンクロームメッキに変更されています。外観では、フロントグリルのコーディネイトが変わっています。

「Retro Sports Edition」のインテリア
「Retro Sports Edition」のインテリア

新たに加わった特別仕様車「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」は、「Black Tone Edition」がベース。「ジルコンサンドメタリック」をイメージカラー(ほかのカラーも選択可能)として、ドアミラーやホイール、シグネチャーウイングがブラックでコーディネイトされています。

「Retro Sports Edition」の専用シート
「Retro Sports Edition」の専用シート

さらに、その名のとおり、レトロ感を漂わせるテラコッタカラーとスポーティさを強調させたブラックコーディネイトのインテリアも見どころ。テラコッタカラーのステッチが施され、スエード調生地の「レガーヌ」がシート中心部に配置されています。

なお、今回の一部改良に伴い、「20S Proactive」「25S L Package」「25S Exclusive Mode」「XD Proactive」「XD L Package」が廃止されたほか、MTも廃止されています。また、価格設定も見直されています。

●価格帯:290万9500円〜422万5100円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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