ヒョンデの主力「アイオニック5」、これが日本市場を勝ち抜く改良型だ!

■ピュア「N」の下に位置する「Nライン」導入の可能性も

ヒョンデが日本市場に再参入して1年以上が経過。主力モデルとして販売されているEVハッチ「アイオニック5」ですが、初の大幅改良となる市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

ヒョンデ アイオニック5 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック5 改良型プロトタイプ スパイショット

現在ヒョンデは、トヨタやフォルクスワーゲンを追う世界3位を誇るメーカーに成長しています。日本市場からは2009年に撤退しましたが、2022年6月に13年ぶりに復活し、現在ハッチバックの「Ioniq5」(アイオニック5)とSUV「NEXO」(ネッソ)がネットのみで販売中です。

日本市場では、目標販売台数にこそ届いていないとは言うものの、これまで700台以上を販売してきており、このテコ入れでさらなる販売強化を図りたいところでしょう。

ヒョンデ アイオニック5 改良型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック5 改良型プロトタイプ スパイショット

公道で捉えたプロトタイプは、フロントとリアのバンパーに視覚的なアップデートを隠しているように見えます。

そこには、再配置されたパーキングセンサーと、フロントバンパーの下部インテークが新設計されているほか、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックも刷新されている可能性がありそうです。

リアエンドでは、バンパーの新しい形状が確認できるほか、パーキングセンサーの新しい位置が黒い布の穴から覗いています。このプロトタイプが改良型である可能性は高いですが、ベースモデルとピュア「N」の間に位置する「Nライン」の導入が噂されており、そのプロトタイプである可能性も排除できません。

アイオニック5は、2022年秋に、72.6kWhの代わりに77.4kWhのバッテリー積む最上位バージョンが投入され、航続距離は500km以上に延長されています。最高出力も後輪駆動バージョンが229ps、AWDが325psへと向上していますが、国産車ライバルとの競争力を高めるため、大幅改良や「Nライン」導入を計画していることは間違いないでしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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