■モチーフは1969年発売のマツダ・ポーターキャブ
日本独自のお仕事車といえば、やっぱり軽トラック、通称「軽トラ」。昔から農業や運送業、移動販売など、様々な業務に使われているほか、最近は、荷台をカスタマイズした軽キャンパーなども登場し、レジャーユースでも高い人気を誇っています。
そんな軽トラ代表格のひとつ、スズキ「キャリイ」をベースに、昭和レトロ感満点のフェイスデザインやリヤフォルムを演出するボディキット、「ムーク・キャブ(MOOKU CAB)」が登場。
キュートな丸目のヘッドライトやテールランプなどを採用したこのキットは、キャリイをレトロな雰囲気に変身させることで、仕事だけでなく、買い物や遊びにも使えるオシャレな軽トラにすることができる注目アイテムです。
●DIYでの取り付けも可能
エアロパーツやキットカーなどのデザインを手掛ける「夢久」というメーカーが手掛けたのが、ムークというブランドのキャブというボディキットです。
デザインのモチーフは、1969年〜1989年に発売されたマツダ「ポーターキャブ」。大きな丸目のヘッドライトなどにより、ちょっとカワイイ雰囲気のフェイスデザインが特徴的な軽トラで、20年もの間モデルチェンジなしで販売されたことで、日本最長記録を樹立したといわれています。
そして、そんなポーターキャブ風のスタイルを、スズキの現行キャリイに投入できるキットがムーク・キャブ。
パーツ構成は、まず丸目ヘッドライトやフロントグリル、バンパーなどをオリジナルにするフロントキットを用意。
また、やはり丸いテールランプなどを装備したリアキットも設定していて、前後のデザインをレトロな雰囲気にできることが注目です。
キットの材質はFRP製(グラスファイバー、塗装無し)を採用。部品構成は、フロントマスク、ライトベゼル、フロントバンパー、5インチヘッドランプ、ウインカー、サイドマーカー、配線類、リヤパネル、テールレンズ、リフレクター、ネジ類などです。
しかも、これらは、車に詳しい人であれば、比較的簡単に組み付けできるようにデザインしているそうですから、車のDIYカスタマイズ好きにも注目です。
また、前後のフルキットだけでなく、フェイスキット、またはリアキットだけでの販売も行っているので、好みや予算に応じたカスタマイズが可能。さらに、コンプリートカーでの販売も手掛けていますから、自作に自信がない人でも手に入れることができるようになっています。
価格(税込)は、フロントキット25万8500円、リアキット7万1500円、フルキット33万円(コンプリート車の価格はベース車両の価格などによって異なるため要問い合わせ)。
また、オプションには、ガーニッシュ(左右のヘッドランプの間に付くモール)も用意されていて、こちらの価格(税込)は9570円となっています。
(文:平塚 直樹)
【関連リンク】
ムーク公式ホームページ
http://mooku.s1007.xrea.com/