■GMの「Ultium」プラットフォームに乗り、強力なデュアルモーター搭載
ホンダが海外で展開する高級ブランド・アキュラは、ブランド初となるEVクロスオーバー「ZDX」を開発中ですが、市販型に強力なデュアルモーターを搭載することがわかりました。
ZDXは2022年に公開された「プレシジョンEVコンセプト」の市販バージョンとなります。
アキュラは、「ZDX」のネームプレートが復活すると発表されてから1年後の8月17日(米国時間)、「モントレー・カー・ウィーク」にて、エレクトリック・クロスオーバー「ZDX」市販型をワールドプレミアすることをアナウンスしました。
カーメディア「Carscoops」が公開したティザービデオでは、コンセプトカーから若干トーンダウンされているものの、そのデザインの多くが継承されています。
フロントエンドには、一対のスリムなLEDヘッドライト、ブランド特有のダイヤモンドペンタゴングリルを囲むようなLEDライン、およびスポーティなバンパーインテークが装備されています。
市販型では、標準のZDXとパフォーマンスを重視した「ZDXタイプS」をラインナップ。後者は「ブランド史上最もパワフルで最速の加速を実現するSUV」となり、「電気自動車市場に爽快なドライビング体験」を提供すると約束しています。
また、シボレー「ブレイザーEV」などの他の関連するモデルに採用されている、強力なデュアル電気モーター設定が可能なGMの「Ultium」プラットフォームに乗ると予想されます。
ほか現在わかっていることは、ZDXが工場から直接Googleマップ、Googleアシスタント、Google Playストアを装備する最初のモデルになることです。また、アキュラとしては初めてバング&オルフセンのオーディオシステムを搭載しており、両ブランドの提携を受けて、今後数年間で全モデルにそれらが標準装備される予定です。