■VW「ティグアン」次期型によく似ている突き出たインフォテインメント搭載
フォルクスワーゲン(VW)傘下のシュコダは現在、人気クロスオーバーSUV「コディアック」次期型を開発中ですが、その最新プロトタイプを捉えるとともに、コクピットの撮影に成功しました。
そのキャビン内には、ティザーイメージで公開されたVW「ティグアン」次期型によく似ている突き出たインフォテインメントが確認できるほか、周辺には従来のコントロールがないことがわかります。
また、中央の通気孔はタッチスクリーンの側面になく、ディスプレイの下に再配置されています。
レイアウトは、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、ダッシュボードの上部にある12.9インチのインフォテインメントシステムにより構成されています。
物理的なスイッチギアは大幅に排除されており、シフターはセンターコンソールからステアリングコラムに移動しているようです。また、同時に2台が使用できる新しいワイヤレススマートフォン充電器も用意されます。
次期型では、ホイールベース111インチ(2,791mm)を引き継ぎながら、全長が61mm(2.4インチ)延長されて4,758mm(187.3インチ)になります。
5人乗りと7人乗りの両方のシートレイアウトが提供され、後者は現行型と比較して3列目の乗員の頭空間が15mm追加されるといいます。さらに、後席を折りたたんだ2列モデルの荷室容量は910リットルとなり、75リットル増加します。
次世代型では、VWグループの「MQB」プラットフォームの進化系を採用、「ティグアン」次期型と多くのコンポーネントを共有するとみられています。
パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドのほか、最高出力272psを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVモデルも初めて導入、25.7kWバッテリーが積まれ、62マイル(100km)以上のEV航続距離を提供します。
コディアック次期型のワールドプレミアは、今秋とみられます。