■リフトバックスタイルからセダンへリボーン
アウディはすでに、将来のA6がA7としてリボーンすることを認めていますが、そのハードコアモデルとなる「RS7」開発車両のテストミュールをカメラが捉えました。
ニュルブルクリンク付近で撮影された初期プロトタイプを詳しく調べると、怪しげに拡張されたフェンダーを備えた4ドアであることがわかります。アウディがラインナップの命名法を変更するというニュースと相まって、これがどの将来モデルになるのか混乱が生じているのは確かです。
迷彩の下は標準的な「S6」のように見えますが、ワイドフェンダーはシートメタルの下にスポーティなパワートレインが隠されていることを示唆しているかもしれません。入手した情報によれば、このプロトタイプはRS6後継となるRS7の可能性が高いようですが、現行型RS7はリフトバックのみ提供しているのに対し、明らかなセダンであることも注目です。
アウディは今年2023年初め、ラインナップを再編することを認めました。 A4はA5になり、将来のA6はA7へとリボーンします。結論を言えば、EVを指定するために偶数を使用し、内燃機関を搭載したモデルには奇数を使用するはずです。
また、アウディは2025年までに約20台の新車を発売し、その半数以上が電気自動車になる計画をもっています。
捉えたプロトタイプは、延長されたフェンダーフレアのほか、アグレッシブなサイドスカートを装備。後部ではどのモデルの標準パイプにも似ていない、ユニークなデュアル排気システムがインストールされています。そのほかでは、充電ポート、帯電警告ステッカーも確認できるなど、電動化モデルであることは間違いないようです。
現行型パワートレインは、最高出力621psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載していますが、新生RS7ではポルシェ「パナメーラ ターボS Eハイブリッド」のプラグインハイブリッドシステムが流用される可能性があります。
この場合、17.9kWhバッテリーを積み、最高出力700ps・最大トルク868Nmを発揮、RS6アバントパフォーマンスの621psを大幅に上回ることになります。
現在開発が進められている「A4」後継モデルがいつデビューするかは不明ですが、改良された新しいA6/A7はその前に登場するはずで、おそらく2024年中盤あたりと予想されます。
(APOLLO)