モデル史上最重量にして最強! BMW「M5」次期型、デザイン大予想

■SUV最強「XM レーベルレッド」からPHEVパワートレインを流用

BMWは5月、ミッドサイズセダン「5シリーズ」およびフルエレクトリック版の「i5」を発表しましたが、ICE搭載5シリーズの頂点に君臨する「M5」次期型の予想CGが制作されました。

BMW M5 次期型 予想CG
BMW M5 次期型 予想CG

おなじみX-Tomi Designは直近のスパイショットをベースに制作。クロスオーバーSUV「X5M」と「X6M」からデザインのヒントを得ています。

BMW M5 次期型プロトタイプ スパイショット
BMW M5 次期型プロトタイプ スパイショット

フロントエンドでは、新LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備。赤い輪郭を配置し、ブラックグリルを組み込んだX字型のフロントマスクが迫力を増しています。

ボンネットは、M4クーペのものと酷似しており、レーダー誘導クルーズコントロールのセンサーはフロントバンパーの下部に配置、BMWが通常の5シリーズで使用していたものよりも、はるかに優れたパッケージレイアウトとなっています。

フロントフェンダーは、ベースとなる5シリーズよりワイド化されていますが、M5がより幅広のホイールと、より強力なブレーキを備えていることを考えれば当然のことと思われます。

M5次期型のキャビン内には、同ブランドのカーブドディスプレイ(シームレスに統合されたフルデジタルインストルメントクラスターと中央ディスプレイ)、「BMW iDrive 8.0」、超広帯域技術を備えた「BMWデジタルキープラス(デジタルキー3.0)など、BMWグループの最新の技術機能が搭載される可能性がありそうです。またハンズフリーの高速道路運転と駐車機能を備えた、少なくともレベル2の自動運転も利用できると思われます。

BMW M5 次期型プロトタイプ スパイショット
BMW M5 次期型プロトタイプ スパイショット

注目の心臓部には、SUV『XM』の最強モデル「レーベル・レッド」からプラグインハイブリッドパワートレインを流用、4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーと、29.5kWhバッテリーパック、および8速オートマチックトランスミッションに組み込まれた電気モーターを搭載します。

これにより、XMレーベル・レッドでは最高出力748ps・最大トルク1,000Nmを発揮しますが、M5セダンでは驚愕の800psを上回る数値を出す可能性も十分にあるといいます。これは史上最も強力なM5であるだけでなく、M5の中で最も重いものとなりそうです。

M5次期型のワールドプレミアは、2023年後半、あるいは2024年前半と予想され、その後「M5ツーリング」も期待されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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