その名は「X」!? ロータスのEVハイパーカー「エヴァイヤ」の開発車両が極秘テスト

■ヘッドライトもサイドミラーも削除、キャビン内にはロールケージ

ロータスは、フルEVハイパーカー「エヴァイヤ」の頂点に君臨する、ハードコアモデルを開発中と噂されていましたが、そのプロトタイプをカメラが初めて捉えました。

ロータス エヴァイヤ X 開発車両 スパイショット
ロータス エヴァイヤ X 開発車両 スパイショット

先日、ニュルブルクリンク北コースを貸し切り、観光客の通行を禁止、上空にヘリコプターを飛ばし厳戒態勢である種のラップレコードを試みていたという謎のプロトタイプ。

ロータス エヴァイヤ X 開発車両 スパイショット
ロータス エヴァイヤ X 開発車両 スパイショット

このモデルが限定モデル、レーシングカー、ハードコアモデルかは現段階で断定出来ませんが、フロントウインドウに「Evija X」と書かれており、サーキットに焦点を当てた究極のエヴァイヤと見られます。

プロトタイプにヘッドライトはなく、ボディが極限にローダウンされているほか、サイドミラーも見当たらず、キャビン内にはロールケージが見てとれます。

さらにフロントフェンダーには奇妙な開口部があり、そこからフロントアクスルサスペンションのコンポーネントが見えるのも謎です。また、後部には巨大なリアウイングを装着し、足回りにはピレリPゼロタイヤを履いて武装しています。

ベースのエヴァイヤは、クワッド電気モーターで構成される電動パワートレインを搭載。最高出力は2,011ps、最大トルク1,704Nmを発揮。0-100km/h加速は3秒未満で、最高速350km/hという、世界で最も強力なEVハイパーカーの1台です。

カメラマンによると、このプロトタイプはとにかく速く、これまで見てきたハイパーカーと比較して群を抜いていたといいます。

このプロトタイプの正体が分かるまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、今後数ヵ月以内に世界を驚愕させるニュルブルクリンクレコードが発表される可能性がありそうです。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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