メルセデスAMGの超高速電動セダン・新型「E53」はステーションワゴンと共に2023年内デビューへ

■高強度の2.0リットル直列4気筒ターボ「M139」エンジン搭載

メルセデス・ベンツは、主力セダン「Eクラス」新型に設定されるパフォーマンスモデル、メルセデスAMG「E53 セダン」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

メルセデス AMG E53 セダン 市販化プロトタイプ スパイショット
メルセデス AMG E53 セダン 市販化プロトタイプ スパイショット

E53新型に関しては、すでにステーションワゴンを撮影しており、それに続くスクープです。

北欧で捉えたプロトタイプは開発初期段階のため、重度のカモフラージュをまとい、ディテールは一切明かされていません。

しかし、両サイドにフィラーフラップ(燃料ポート)を配置、フロント&リアウィンドウに電動モデルを示すイエローステッカーが貼られていることから、PHEVモデルであることがわかります。

また市販型では、現行世代と同様に巨大エアインテークを装備、オーダーメイドのグリル、大型のブレーキ、スポーツエキゾーストによって差別化され、これらは間違いなくフルファットのメルセデス AMG E63 にも引き継がれることになると思われます。

メルセデス AMG E53 セダン 市販化プロトタイプ スパイショット
メルセデス AMG E53 セダン 市販化プロトタイプ スパイショット

開発関係者によると、Eクラスの頂点に君臨するAMG「E63」には、既存の4.0リットルV型8気筒ターボチャージャーエンジンが今後提供されなくなることを示唆しており、E53も間違いなく同じ道をたどることになりそうです。

その代わりに、AMG「C63」からプラグインハイブリッドアシストを備えた、高強度のターボチャージャー付き2.0リットル直列4気筒「M139」エンジンを流用、システム合計の最高出力は600psとも噂されます。

このエンジンは9速トルクコンバーターオートマチックギアボックスと組み合わされ、エンジンパワーを4輪すべてに伝達します。

最終デザインは、最新のメルセデス・ベンツ Sクラスに似た外観を採用、より角張ったヘッドライトと、大きなクロームメッキのグリルで構成される、大胆なフロントエンドを備えます。また リアエンドでは、新設計されたバンパーと、極太クワッドエキゾーストパイプによって占められるでしょう。

AMG E53セダン&ステーションワゴンのデビューは2023年内と予想され、最強「E63」は2024年内のデビューが期待されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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