■ベースバージョンには、最高出力188psを発揮するシングルモーターを搭載
MINIは現在、人気SUV「クロスオーバー」(海外名:カントリーマン)のフルエレクトリック(BEV)バージョンを開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ド派手なカモフラージュをまとったプロトタイプは、「スマート#1」をベンチマークとしているようで、ペアで出現しました。
偽装はかなり削ぎ落とされ、際立つLEDデイタイムランニングライトを備えるブロック状のヘッドライトを高い位置に配置。よりエッジの効いたフロントエンドが見られるほか、より大型のグリルのダミースキッドプレートと統合されています。
側面ではフラッシュマウントされたドアハンドル、グロスブラックのピラーの一部が見えます。後部では、ユニオン・ジャックのモチーフが特徴の垂直テールライトの一部も、これまででもっとも広い範囲で見てとれます。
次期型ではEV、ICE搭載モデルがラインアップされますが、どちらもBMW「iX1 EV」も採用する「FAAR」プラットフォームに乗り、次世代型のボディサイズは現在のモデルよりも5.12インチ(13cm)長く、全長174.4インチ(4,42.9mm)となり、高さは約2.36インチ(6.0cm)伸びて63.5インチ(1,613mm)に巨大化されます。
キャビ内では、2つのデジタルスクリーンを搭載。ドライバーの前にある小さな丸型のディスプレイは、インストルメントクラスターとして機能し、ドライバーに向かって傾斜した大型のセンタースクリーンは、インフォテインメントシステムとして機能します。
パワートレインの詳細も入手しました。ベースバージョンには最高出力188psを発揮するシングルモーターを搭載、より強力な「SE ALL4」では最高出力308psを発揮する全輪駆動のデュアルモーターを採用します。どちらも64.7kWhのバッテリーパックにより供給され、約280マイル(450km)のWLTP航続距離を実現します。
一方ICEバージョンでは、1.5リットルの直列3気筒と2.0リットル直列4気筒エンジンに48Vのマイルドハイブリッドアシストを搭載すると予想されます。
MINIクロスオーバー次期型のワールドプレミアは、迫っているとみられ、11月からドイツのライプツィヒで生産に入る予定です。