■F70次期型は2024年デビュー。流線型のフロントエンドがインパクト
BMW「1シリーズ」改良型と思われていたプロトタイプが、実は次期「F70型」であったことが発覚しました。
前回の記事でもその可能性を報告しましたが、この度、その予想がほぼ濃厚であることがわかりました。ヨーロッパ市街地で捉えた最新プロトタイプは、厳重なカモフラージュが継承されていますが、流線型のフロントエンドがインパクトを与えています。
さらに、ヘッドライトは角度が小さくなり、ノーズ先端が丸みを帯びているほか、内部には、2本の太いLEDデイタイムランニングライトが確認出来ます。バンパーでは、コーナーエアインテークを隠していますが、中央の広い開口部には2本の水平バーが装着されています。またキドニーグリルは、若干コンパクトになり、楕円形に刷新されている可能性がありそうです。
側面からは、より滑らかなボディワークと、進化したキャビンを感じるほか、足回りには、ハブから5本のスポークが出て、リムで3つにわかれた複雑なデザインのホイールが確認できます。
リアエンドでは、丸みを帯びたハッチ、新設計の生産型ラップアラウンドテールライトの一部が見られるほか、助手席側には、1本の排気管が隠れたように下向きにインストールされています。
キャビン内は完全に布で覆われていますが、「2シリーズ アクティブツアラー」の足跡をたどる予定です。これは、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを備えた、より上品なキャビンを期待できることを意味します。
またプロトタイプには、最小限のシフター、ロータリーボリュームコントローラー、簡単にアクセスできるUSBポートも備わっています。
流出したドキュメントには、「F70」と明記されているほか、生産(SOP)が2024年7月であることも確認できます。さらに「116i」とグレードが書かれていることから、「アクティブツアラー216i」を踏襲し、最高出力 122PSと最大トルク230Nm発生する1.5リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジンを搭載する可能性があります。
そのほか、頂点の「M135」には最高出力303ps・最大トルク450Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンも期待され、最終的には「M140」へ車名変更される可能性を秘めています。
わずか5年でフルモデルチェンジする1シリーズ次期型のワールドプレミアは、2024年後半と予想されています。