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■モーターファンフェスタの体験イベントで大活躍の三菱車
4月23日(日)に富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタ2023。イベント日和に相応しい晴天に恵まれ、魅力的なコンテンツが目白押しのイベントとなった当日は、どこに行こうか迷ってしまうほどでした。
その中でも印象深かったのが、三菱自動車に関するコンテンツです。会場の各所で展開していた三菱車の活躍をご紹介していきます。
●45度の傾斜を走破! 4WD登坂キット体験イベント
イベントスペースとなっていたパドックエリアで目立っていたのが、「三菱自動車4WD登坂キット体験」イベントです。参加者は、三菱にゆかりのあるドライバーが運転するデリカD:5に同乗。4つの体験ポイントが用意されていました。
急坂登坂
最大45度の傾斜を登る急坂登坂では、エンジンの力強さと4WDシステムの伝達力の高さ、そして坂道発進に役立つヒルスタートアシストの有効さを体験。
キャンバー走行
20度の傾斜が付いた斜面を横切るキャンバー走行では、ボディ剛性の高さや低重心化による安定感を体験。
ローラースリップ
右フロント、左リアと互い違いの場所にローラーが設置されたローラースリップでは、トラクションコントロールを有効活用して、悪路からの脱出を体験。
階段昇降
ゴツゴツした岩場をイメージし、階段路面が設置された階段昇降では高い最低地上高と4WD性能による悪路の走破性を体験。
午前午後、それぞれで50組限定のこのコンテンツは、受け付け開始1時間弱前から行列ができるほどの人気となっていました。
実は、デリカD:5はまだ余裕を残した状態での走行。「縦も横もすごい角度だと感じたのに、まだ余裕があると聞いて信じられない!」と、体験した参加者の方々は驚いていた様子でした。
●各種体験試乗会でも三菱車の姿が
そして、イベント広場から発着していた各種体感試乗会でも三菱車の姿を発見。新型車大試乗会ではアウトランダーとエクリプスクロスPHEVの2台のプラグインハイブリッドモデルが参加。
参加者の方に感想を聞くと、電動車ならではの静寂性やトルク感、そして車両の安定性に驚いていました。
乗り比べ試乗会では、日産サクラとeKクロスEVの乗り比べ試乗を実施。姉妹車であり、特性が似通っている2台ですが、参加者の方はキャラクターの違いをしっかりと感じ取っていました。
EV+ExperienceにはeKクロスEVが参加。実際に試乗した方は、軽自動車とは思えない加速感や静寂性、そしてバッテリーEVならではのレイアウト特性からくる車内の広さに感動している様子でした。
●先日発表されたばかりのデリカミニも、登坂キット体験イベントに展示
4WD登坂キット体験のエリアには、先日発表されたばかりのデリカミニも展示されていました。
デリカミニに関するCMを展開してから、初めてのリアルイベントということもあり、多くの人々が足を止めて実車を見学。実際に車内にも乗り込み、インテリアの細部まで細かくチェックしている人が多く見受けられました。キュートなデザインも相まって、その注目度が高いのが伝わってくる展示となっていました。
電動化と4WDという高い技術力を持つ三菱自動車。その性能をモーターファンフェスタ2023では各所で多くの人が実際に体験されていました。
(文:西川 昇吾)