「優しく包んでくれる」橘舞×トヨタ・カローラスポーツ【注目モデルでドライブデート!? Vol.158】

■最新プリウスと同じ

今回の“彼女”は、橘舞さん!
今回の“彼女”は、橘舞さん!

ちょっと前まで、トヨタのハイブリッドカーと言えば「プリウス」だった。

トヨタ・カローラスポーツ
トヨタ・カローラスポーツ

しかし今は、カローラシリーズもハイブリッドが主力だ。何を隠そう、「カローラスポーツ」のハイブリッドモデルの基本ユニットは、最新のプリウスと同じもの。

「プリウスと何が違うの?」
「プリウスと何が違うの?」

2022年秋のマイナーチェンジにおいて、新型プリウスに先んじて新しいハイブリッドユニットを採用しているのだ。

従来のプリウス用が「第4世代」と呼ばれるタイプだったのに対し、新型プリウスも最新のカローラスポーツも「第5世代」と呼ばれる全面的な新設計で性能を引き上げたユニットを搭載する。

「『いい質問だ』って、エラそうじゃない?」
「『いい質問だ』って、エラそうじゃない?」

「じゃあ、プリウスとカローラって何が違うの?」

そんな彼女の疑問は“実にいい質問”だ。


●実用性を求めるなら

ボディが異なる!?
ボディが異なる!?

答えは「ボディが違う」となる。プリウスとカローラスポーツは同じ“5ドアハッチバック”だけど、クーペのように流麗なフォルムの新型プリウスに対して、カローラスポーツは後席の解放感が高く、乗り降りのしやすさも含めて実用性が高い。

人目を惹くのは、間違いなく新型プリウスだろう。でも、ボクはカローラスポーツの適度にスポーティで実用性とのバランスがいいパッケージを気に入っている。

「好きなのはカローラだけ?」
「好きなのはカローラだけ?」

「う~ん、わかるようなわからないような。私は新型プリウスのエモーショナルな感じも好きだけどね。カローラスポーツももちろんいいけど」

ハッチバックボディ
ハッチバックボディ

そんな彼女はきっと知らないだろうけれど、何を隠そう、新型プリウスのぶっ飛んだデザインは、カローラがあったからこそ実現したのだ。

同じくらいの車体サイズで同じシステムを搭載したハイブリッドカーとして、カローラシリーズがあるからこそ、「実用性を求めるならカローラ、エモーショナルなデザインを求める人にはプリウス」という棲み分けが実現したのである。

すなわち、もしカローラのハイブリッドがなければ、新型プリウスはあそこまで思い切ったデザインを実現しえなかった、というわけなのだ。

優しく包んでほしいです。
優しく包んでほしいです。

「ところで、このシートはいいよね。座ると身体がスッと納まって、窮屈ではなく優しく包んでくれる感じがする」

そんな彼女の気づきは、まさにその通りといえる。このシートは絶品だ。

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:橘 舞/ヘア&メイク:千葉 ちえみ/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
続きを見る
閉じる