■専用グリル、ワイドボディ&フェンダー、大型タイヤを装備
フォードは2022年3月、7人乗りクロスオーバーSUV『エベレスト』新型を発表しましたが、高性能バージョンとなる「エベレスト ラプター」が導入される可能性があることがわかりました。
初代エベレストは、5代目マツダ「Bシリーズ/フォードレンジャー」をベースに2003年にデビュー。現行型は第4世代になります。
「RAPTOR」(ラプター)は、フォードの高性能モデルに与えられるパフォーマンスブランドで、「F-150」をはじめ「ブロンコ」「レンジャー」などに導入されています。2022年には「レンジャー」初のラプターが高速ピックアップトラックとして登場し、さまざまな憶測が飛び交っています。
同ブランドのグローバルチーフエンジニアであるIan Foson氏は、メディアのインタビューにて、エベレスト ラプターの可能性を否定せず、「十分な顧客の需要があれば、フォードは最終的に市販型を作ることになるだろう」と述べているほか、2022年にはオーストラリアでエベレスト ラプターのプロトタイプバージョンが製造されたと伝えられていますが、生産ラインに乗ることはありませんでした。
おなじみNikita Chuicko氏から提供された予想CGは、専用グリル、ワイドボディ&フェンダー、大型タイヤを装備。リアフェンダーには「RAPTOR」のロゴが貼られているほか、デュアルエキゾーストパイプがインストールされています。
パワートレインは、レンジャー ラプターから流用される3.0リットルV型6気筒「EcoBoost」エンジンを搭載、最高出力は392ps・最大トルク430Nmを発揮すると予想されます。ただし、欧州レンジャー ラプターは、排気規制が厳しくなったために出力が大幅に削減され、同じツインターボ V6エンジンから288ps・491Nmのトルクしか発生しないことにも注目です。
この噂が事実なら、エベレスト ラプター登場は2024年内と予想されます。