■パワートレインは、高性能電動モデル「508 PSE」(Peugeot 508 PSE)と共有する可能性
プジョーは2月、欧州Dセグメント「508」改良型を発表したばかりですが、その派生モデルとなる「508 2ドアクーペ」導入の噂を入手、早速予想CGも制作されました。
508は2011年に「407」と「607」を統合した形でデビュー。同年にはセダン、ワゴンとも日本に正規導入されています。
第2世代は2018年に登場、セダンは4ドアから5ドアファストバックスタイルに変更して発売されるなどしていますが、2011年に登場以来、2ドアクーペは設定されていません。
同ブランドの2ドアクーペと言えば、2010年のジュネーブモーターショーで公開された「SR1コンセプト」がありましたが、市販化はされませんでした。
2ドアクーペは、世界市場的にみればニッチなセグメントではありますが、ブランドがそのスタイルを持つことはプラス要素もあると考えているようで、508に白羽の矢が立った可能性がありそうです。
おなじみ「X-Tomi Design」によって制作された予想CGは、ベースモデルが流麗なファストバックであることからも、プロポーションに非常に合っている印象です。
508の2ドアクーペが誕生するなら、パワートレインは「508」シリーズの高性能電動モデル、「508 PSE」(Peugeot 508 PSE)と共有する可能性があります。「PSE」とは、プジョー・スポール・エンジニアードの略であり、508 PSEはプジョー508をベースに開発されたパフォーマンスPHEVです。
そのスペックは、最高出力200psを発揮する直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」エンジンとデュアルモーターを搭載。システム合計で360psを発揮し、12.4kWhのリチウムイオンバッテリーが積まれます。
現在プジョーには、リフトアップされたクーペSUV「408」が存在しており、508に2ドアクーペが導入されるかは微妙ではありますが、スポーツカーをラインアップすることでブランドイメージのアップを狙うかもしれません。