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■新色にマットダークグレーとマットブルーを採用
ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、大型スポーツスクーター「TMAX560 ABS」と、その上級モデル「TMAX560 TECH MAX ABS(TMAX560テックマックスABS)」の2023年モデルを発表しました。
最高出力48psを発揮する561cc・水冷2気筒エンジンを搭載し、軽量な「SPINFORGED WHEEL(スピンフォージドホイール)」などを装備することで、スポーティな走りを楽しめるのがTMAX560 ABSとTMAX560テックマックスABS。
2023年モデルでは、それぞれに新色を追加し、いずれも2023年3月28日(火)に発売されます。
●軽量ホイールなどで走りをグレードアップ
2001年に登場した初代モデル以来、大型スポーツバイク顔負けの優れた走行性能を誇り、独自の「オートマチック・スポーツコミューター」というジャンルを確立したのがTMAX560です。
現行モデルは、2022年にフルモデルチェンジを受け、デザインなどを刷新。
全域でパワフルな561cc・360度クランク並列2気筒エンジンや基本骨格などはそのままに、ボディをコンパクト化することで、TMAX固有のスポーツ性をより際立たせたことが特徴です。
外観は、TMAXのアイコンともいえる2灯ヘッドライトを薄くシャープな形状に変更。フロントカウルには、スーパースポーツモデルのようなエアインテーク風デザインも採用することで、より現代風のスポーティさを演出しています。
足まわりでは、超軽量・高剛性のスピンフォージドホイールを採用することで、慣性モーメントをフロント約10%、リヤ約6%低減。専用開発タイヤとのマッチングにより、さらに俊敏な走りを実現します。
また、YCC-T(電子制御スロットル)には、スロットルケーブルを廃したAPSG(Accelerator Position Sensor Grip/アクセレーター・ポジション・センサー・グリップ)を装備。軽量かつスムーズで自然なアクセル操作感を実現するとともに、ハンドルまわりのシンプルな外観にも寄与しています。
ほかにも、大型で見やすい7インチ高輝度TFTメーターは、スマートフォンとの連携を可能とすることで、高い利便性を実現。
専用アプリ「MyRide-Link」APPをスマホにインストールし、バイクとブルートゥース接続することで、着信やメール受信、現在地周辺の天気など、さまざまな情報をメーター内に表示できます。
さらに、ヤマハとGARMIN(ガーミン)社がTMAX560専用に共同開発した2輪ナビアプリ「Garmin MotorizeTM」(有料)をインストールすれば、メーター画面上でナビ機能を使用することもできます。
ラインアップには、スタンダード仕様のTMAX560 ABSに加え、クルーズコントロールシステムや電動調整式スクリーン、グリップウォーマーなどを装備した上級モデルのTMAX560テックマックス ABSがあります。
●価格は140万8000円〜160万500円
2023年モデルでは、まず、TMAX560テックマックス ABSに、ダークトーンのローコントラストで洗練された質感を表現した新色「マットダークグレー」を追加。継続色の「マットダークグリーン」と合わせ、全2色で展開されます。
また、TMAX560 ABSには、同じく新色の「マットブルー」を採用し、1色で展開。マットブルーのボディにブルーのホイールを組み合わせたオールブルーのコンビネーションが、さらなるスポーティさを演出しています。
価格(税込)は、TMAX560テックマックス ABSが160万500円、TMAX560 ABSが140万8000円です。
(文:平塚直樹)