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■ポジティブな「気」がみなぎったイベント、エネルギーをいただきました!
こんにちは。
「東京でクルマ買っちゃいました日記」という記事を書いているライターの半澤です。クルマにあまり詳しくない素人がクルマイベントに行っても、めちゃくちゃ楽しかったというお話を紹介しましょう。
もともとこういうお祭り的なものは大好きで、学生時代は文化祭に年間のうちのエネルギーの70%くらいをかけていましたね(勉強は15%くらい)。なので、イベントに行けばテンション上がるのはわかっていたのですが、実際に会場に行くと楽しい! 感動! マジか!という感嘆文の連続でした。
●こんなん見たことありません、実寸大の巨大ミニ四駆って男の夢やろ
クルマのイベントは以前も仕事で足を運んだことがあった気もしますが、幕張メッセをドドーンと使った「東京オートサロン2023」の巨大さには驚きました。ここまでのサイズの展示会はさすがに初だなあ。まあ、当たり前といえば当たり前で、展示するものがそもそもクルマという巨大な存在。たくさん展示するとなれば広大なスペースが必要ですよね。
でも、ただクルマがたくさんあるというだけでなく、置いているものも面白すぎました。
たとえばYOKOHAMA TIREのブースにあった実寸版ミニ四駆。
「これが実車版タミヤ エアロアバンテ ADVANカラーだ!」(コロコロコミック風あおり)と思わず口に出したくなりますね。タミヤとのコラボレーション企画で生まれたものということで、男というか男のコの夢がどっさり詰まってるなあと思いました。
当然会場内はクルマ好きばかりだから、誰もが少年少女のようにはしゃいでいたなあ。ボクもいいオッサンなのに写真を撮りまくりました。まあ、そうなるよね!
●社長、トヨタイムズ見てます、と声をかけたかった!
また、人だかりができているゾーンは何か楽しいことありそう、とあちこち顔を出しちゃいました。
最初にできていた巨大な人だかりはTOYOTAブース。そう、豊田章男社長が登壇しスピーチをするということで、会場は緊張感に包まれていました。ちゃっかりボクはカメラマン席に陣取り、シャッター切りまくり。有名な豊田社長の登場にドキドキ。
この日発表されたのはAE86レビンのBEV換装車、AE86トレノの水素エンジン換装車というカーボンニュートラルモデル。
印象的だったのが、「車好きだからこそできるこそできるカーボンニュートラルの道がある、クルマ好きを誰一人置いていきたくない」という言葉でした。
AE86という往年の名車に最新テクノロジーを乗っけるというお話自体に、素敵なストーリーと夢を感じますが、TOYOTAが先頭を切ってカーボンニュートラルの世のクルマ文化を切り拓いていくぞ、という情熱にあふれていて、詳しい技術やエンジンの知識がまったくないボクも、しっかりときめいてしまいました。
豊田社長はその後も会場中を行脚してらっしゃって、とてもエネルギッシュでしたね。目の前にいらっしゃったので「トヨタイムズ、いつも見てます」と声をかけたかったのですが、さすがにそれはできんかった!
この豊田社長の素敵な素晴らしいスピーチに感化されてか、勝手にクルマの未来を考えつつ人だかりができている場所を中心に見てまわりました(完全ににわかファン状態)。
やはり気になったのは自分の持っているクルマのブースですね。
ルノーのトゥインゴという小さいクルマに乗っているのですが、残念ながらその車種はなく、レースに使われたというルーテシアと、何やら幕が張ってある一台が。こちらもプレスカンファレンスが始まるとあっという間にたくさんの人が集まってきました。
●カタコトの英語でごめんなさい、メガーヌ・イズ・ザ ベストカー
お話されたのは、ルノー・ジャポン小川隼平社長と、ルノーの開発ドライバーのロラン・ウルゴンさん。ルノーのスポーツモデル「ルノー・スポール(R.S.)」最後のモデルとなるメガーヌR.S.ウルティムの初お披露目ということで、ブースにはパシャパシャというシャッター音はずっと鳴り続いていました。
価格は600万円とのことで、さすがに買えないですが、これはとんでもなく良いクルマではないでしょうか。お話を聞いて、本気で欲しくなってしまいました。
スピーチが終わった後もお二人は長くブースに止まってファンと話したり、写真撮影に応じたりと優しすぎる神対応。ボクもウルゴンさんの写真を撮らせていただきました。
カタコトの英語で(相手はフランス人なのに)、ルノーのトゥインゴを乗っていて楽しいよということ、そしてメガーヌは最高のクルマだねと伝えるとにっこりしてくれ良かったです。フランス語はまあムリでも、こういうときのために英語くらいはちょっと話せるようにならんとな。
スゴいクルマがたくさんあって、スゴい人たちがいて、それだけで楽しいし最高なのだけど、会場には良いエネルギーが充満しているなと思いました。クルマが好き、クルマの未来をなんとかしたい、最高のクルマに乗って欲しい。ここに集まっていた人々の想いはどれもポチティブで、テンションも高いし、やる気にみなぎっているんですよね。
普段まったく違う業界のライターをしているからでしょうか、心地よいエネルギーをいただいたな、と素直にクルマ業界というものを羨ましく思うのでした。
(半澤 則吉)