■ルーフ、ボンネット、トランクリッド、バケットシートのすべてにカーボンファイバーを採用で軽量化
BMWは現在、主力モデル「3シリーズ」の頂点に設定される「M3 CS」を開発中ですが、その公式デビューが1月28日~29日に開催される、「ロレックス24」(デイトナ24時間レース)となる可能性が高いことがわかりました。
2022年のBMW「M」部門は、2021年より8.4%増加した177,257台のモデルを販売、2023年も続々と新型モデル導入が予想されますが、その第1弾となるのが「M3 CS」です。
市販型の仕様は2022年12月にリークされており、「M4 CSL」とパワートレインを共有することがわかっています。
ボンネットの下には、間違いなく3.0リットル直列6気筒ツインターボ「S58」ガソリンエンジンの改良版が搭載され、最高出力543ps・最大トルク649Nmを発揮するはずです。
ただし、M4 CSLが後輪駆動であるのに対し、M3 CSは全輪駆動であると思われ、伝えられるところによると、トランスミッションはオートマチックトランスミッションのみの設定となるようです。
プロトタイプはまだ完全に偽装が取れていませんが、車体からサイドに飛び出したウイング状のバンパー、大型開口部を持つアグレッシブなフロントエンドが確認できます。リアエンドでは、トランクリッドスポイラーや、ボックス型ディフューザー、そして円形のクワッドエキゾーストパイプが装備されています。
また、より剛性の高いシャシー、新しいチューニングによるサスペンションコンポーネントを採用。ルーフ、ボンネット、トランクリッド、バケットシートのすべてにカーボンファイバーを採用します。
最新の「M4 CSL」から判断すると、これらの変更により、M3 CS新型では約68~79kg(150~175ポンド)の軽量化がなされる可能性がありそうです。
M3 CSは、1月最後の週末に開催予定のデイトナ24時間レースでデビューした後、2023年3月から2024年2月まで限定生産されると予想されます。