EV版・BMW 5シリーズ ツーリングの発売が確実に。プロトタイプをキャッチ

■なだらかに傾斜したルーフとリアエンドに向かって上昇するダイナミックなベルトライン

先日、BMWの主力「5シリーズ」次期型に設定される派生ワゴン「5シリーズ ツーリング」次期型プロトタイプを捉えましたが、今度はそのエレクトリックバージョンとなる「i5ツーリング」プロトタイプをカメラが捉えました。

これまでi5セダン開発車両はキャッチしていましたが、派生ワゴンは初となります。

BMW i5_002
BMW i5 ツーリング 市販型プロトタイプ スパイショット

フィンランド北部で捉えたプロトタイプは、i5セダンの足取りをたどり、進化的でありながら流線型の外観を確認できます。

詳細は不明ですが、わずかに拡大されたワイドグリルを装備、垂直エアカーテンの上には側面に伸びるスリムなヘッドライトが配置されており、7シリーズのようなスプリットヘッドライトは見送られたようです。

BMW i5_008
BMW i5 ツーリング 市販型プロトタイプ スパイショット

側面では「Electrified Vehicle」(電化された車両)のステッカーが貼られ、フラッシュマウントされたドアハンドルを装備しています。

なだらかに傾斜したルーフ、リアエンドに向かって上昇するダイナミックなベルトライン、その下には、よりエッジの効いたショルダーラインも見てとれるほか、足回りには赤いキャリパーを備えるブレーキシステム、ツートンカラーのホイールも見ることができます。

後部では刷新されたLEDテールライトの一部、外側の端がカーブした新設計のリアウィンドウ、丸みを帯びたテールゲートなどが確認できます。

BMW i5_005
BMW i5 ツーリング 市販型プロトタイプ スパイショット

キャビン内はセダンに大きく影響するはずです。これは、新しいステアリングホイール、アップデートされたスイッチギア、およびミニマリストのシフターが期待できることを意味します。また12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが追加されることが濃厚でしょう。

5シリーズツーリングには、最高出力380ps・最大トルク519Nmを発揮する、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを含むさまざまなエンジンが用意されます。

一方、i5ツーリングでは「iX」と同様のパワートレインが予想され、111.5kWhのバッテリーパックを搭載、デュアルモーター全輪駆動システムにより最高出力540psを発揮します。

i5市販型は、セダンが2023年内にデビューするとみられ、エステートは2024年と予想されます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる