■サブブランドを立ち上げ、コルベットのバッジがついた2つの電動モデル投入
シボレーは、C8を発売した後、複数のモデルを持つ本格的サブブランドを展開すると噂されていましたが、具体的な最新情報が入ってきました。
「Car and Driver」誌によると、すでにプロジェクトは始まっており、2025年にサブブランドを立ち上げ、コルベットのバッジがついた2つの電動モデルを市場に投入するといいます。
1台は「4ドアのリフトバッククーペ」、もう1台は高性能クロスオーバーと見られています。
これらのモデルは超効率的なインバーター、四輪操舵、小型化されたコンポーネント、そのほかの優れた機能など、ハイエンドのソフトウェアとハードウェアを備えており、他のEVとは一線を画するといいます。
また最大350キロワットの充電能力を備えた800ボルトの電気システム、高密度バッテリー、2速トランスミッション、ブレーキバイワイヤ、トルクベクタリング、および特許取得済みの冷却システムの搭載も目指しているようです。
実は2019年には前GM副会長ボブ・ラッツ氏が、「コルベットはミッドシップ化ではなくSUVにした方がいい」という発言をしており、当時は単なるジョークと取られていましたが、水面下で計画が進められていた可能性もありそうです。
米国では、フォードがマスタングブランドで4ドアのマッハEクロスオーバーを発売し、ある程度の成功を収めているほか、日本ではトヨタ クラウンがクロスオーバースタイルに進化するなど、ビッグネームを利用し、人気のボディスタイルで発売する傾向が見られています。はたしてシボレーがどんな展開を見せるか要注目です。