■新しいハイブリッドパワートレインも提供
プジョーのフラッグシップセダン「508」および派生ワゴン「508 SW」改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代508は、SW「407」と大型サルーン「607」を統一して2011年に誕生しました。
第2世代となる現行型は、2018年ジュネーブモーターショーで発表、同年11月にはファストバックの「ファーストエディション」が60台限定で日本市場にも導入されています。
今回は3つの異なるプロトタイプを目撃、そのうち2台はレギュラーおよびGTライントリムで、もう1台はロングルーフのSWです。
どちらもボディ前後をカモフラージュしていますが、改良型では408で見られるように同ブランドの新しいロゴを装備、新設計のグリルを採用します。
ヘッドライトは新設計されている様子がうかがえ、幅がタイトになっているように見えます。
外縁の「牙」LEDは存在しているようですが、最終的にデザインが刷新される可能性もありそうです。その横にはダミーインテークを配置、下部バンパーにはワイドな台形エアインテークを備えていますが、グリルデザインは不明です。
側面に沿って、プロトタイプの1台にはBピラーの横にアンテナが確認できるほか、小さな円形の装置が屋根の上にあります。これらの部品は、508に機械的な微調整が加えられていることを示唆している可能性があるでしょう。
リアエンドでは、より大きく傾斜したスリムなLEDテールライトを装備していることがわかりますが、アウトラインに変更があるかどうかは判断できません。キャビン内では新インフォテイメントシステムを採用、アップデートされたインターフェイスを備えるほか、トリムも刷新されるといいます。
パワートレインは、改良されたガソリンおよびディーゼルエンジンを搭載するほか、1.6リッターガソリンエンジン+電気モーターの新しいハイブリッドパワートレインも提供されます。
508、および508SW改良型のワールドプレミアは、2023年上半期と予想されています。