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■“みんな違ってみんないい”カングーは、そんな言葉がピッタリ!
2022年10月16日(日)、山梨県山中湖村にある山中湖交流プラザきららで、「ルノーカングージャンボリー2022」が3年振りにリアルイベントとして開催されました。
ルノーカングージャンボリーは、2009年から年1回開催されているカングーオーナーを中心としたオールルノーのファンミーティングです。
これまで「クルマのある生活を楽しむ」をテーマに毎年開催されていましたが、昨年、一昨年とコロナ感染症拡大のため、オンライン開催となっていました。しかし、今年は3年振りにリアルで開催されました。
朝は霧がかかっていましたが、カングーが集まり始めると霧も晴れてきて、イベントがスタートする頃には雲間から太陽が顔を出しました。ただ、あいにく富士山は少しの時間しか見ることができませんでした。
ルノーカングージャンボリーはカングーオーナーが集まり、物品を販売したり、テーブルを出してピクニックを楽しんだり、ステージで開催されるイベントを楽しんだりするなど、縛りのない緩~いイベントなのが特徴です。
山中湖交流プラザきららには2,100台のカングーが日本全国から集結。多彩なボディカラー、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズされており、同じクルマは1台もない!と言えるほど、様々なバリエーション豊富なのが特徴です。
カングーは販売されているクルマが完成型ではなく、ユーザーが自分の好みどおりに仕立てる楽しみがあるクルマということも人気の秘訣でしょう。
自動車メディア関係者の中にも、カングーを愛車としている人はいます。カメラマンの宮越孝政さんは、2代目カングーを3台も乗り継いでいます。今回はOZホイールのブースに愛車を展示していました。今後は車高調サスを入れてローダウンするそうです。
オープニングセレモニーでは、モータージャーナリストの竹岡圭さんと、自身もカングーオーナーである野島裕史さんが登場。カングーとの出会いのエピソードを披露してくれました。
続いて、小川隼平ルノージャポン代表取締役社長と、山中湖村の高村正一郎村長が挨拶。高村正一郎村長は始まったばかりの旅行割にふれて、今後、山中湖村で開催されるイベントを挙げ、またの来訪をお願いしていました。
●安田大サーカス団長もカングー愛好家だった!
そして再び、小川隼平ルノージャポン代表取締役社長がステージに登場し、サプライズゲストがあると発表。そして、ステージには安田大サーカスの団長がドライブする新型カングーが登場しました。
安田大サーカスの団長は、2021年7月に登場した400台限定の特別仕様車「リミテッドディーゼルMT」のオーナーです。その団長が開口一番、「これ欲しい! 買ったばかりだけど!」と言うほど、新型カングーを気に入ったようです。
またステージ横には、普段ラゲッジスペースに積んでいる自転車と同じカラーリングがされた団長のカングーが展示され、団長のカングーに対する愛情を感じました。
●新型「カングー」が日本初登場! 発売は2023年春ごろ
今回、日本初公開されたカングーは2023年の春頃、日本導入される予定です。本国はすでに発表されており、今回も本国仕様のカングーが展示されました。しかし日本仕様とはバックドアの形状が違います。
本国仕様は上に開くバックドアを採用しているのに対して、日本仕様は従来モデルと同様に、ダブルバックドアを採用しています。これは、ルノージャポンが本国に対してリクエストし、それがOKとなったことで実現しました。
カングーが日本において、独自のカルチャーを築いていることはフランス本国でも知られています。そして、日本市場がカングーの重要なマーケットと考えているから実現したことです。
新型カングーを見たカングーオーナーに感想を聞いてみると、「ちょっと目つきがキツイかな。そのうち馴れていくと思いますけど」という意見が多かったです。
新型カングーが披露された後は、テレビ神奈川などで放送されている「クルマでいこう」の公開収録やプレゼント抽選会などが開催され、あっという間にクロージングとなりました。
3年振りの開催となった今回、富士山は少しの時間しか見ることはできませんでしたが、新型が登場する最初のルノーカングージャンボリー2023は、キレイな富士山の姿を見ながら開催できるといいですね。
(文、写真:萩原文博)