カワサキのスポーツネイキッド「Z900」に2023年モデル登場。よりワイルドな雰囲気の新色を採用

■レッドのフレームやホイールも採用しより精悍に

カワサキモータースジャパンは、スポーツネイキッド「Z900」の2023年モデルを発表しました。

カワサキのZ900に新色採用の2023年モデル
Z900の右サイドビュー

エキサイティングながら扱いやすい走りと、アグレッシブなデザインを合わせ持つモデルがZ900。その新型は、主なスペックはそのままに、野獣系のスタイルをよりワイルドに演出する新色を採用。

2022年11月15日(火)より発売されます。

●伝統の「900cc並列4気筒」パッケージを採用

Z900は、カワサキの「スーパーネイキッドZ」シリーズに属するモデルです。

世界的に人気のストリートファイターと呼ばれるスタイルを持つ同シリーズは、独自の「Sugomi(スゴミ)」デザインを採用し、野獣を彷彿とさせるアグレッシブなスタイルと、街乗りからワンディングまでエキサイティングな走りが楽しめることが特徴。

1000ccから250ccまで豊富なラインアップを誇りますが、なかでもZ900は、ハイパワーと乗りやすさを両立した900ccのミドルサイズモデルです。

カワサキのZ900に新色採用の2023年モデル
Z900の948cc・並列4気筒エンジン

エンジンには、948ccの水冷4ストローク並列4気筒を搭載。1970年代の「Z1(900スーパー4)」、1980年代の「GPZ900Rニンジャ」、1990年代の「ZX-9R」など、数々の名車を生み出したカワサキ伝統の「900cc並列4気筒」パッケージを採用します。

鋭いスロットルレスポンスで力強く吹け上がるエンジンは、最高出力125ps/最大トルク10.0kgf-mを発揮。特に、中速域で優れたパワーフィーリングを発揮するチューニングが施され、街乗りからワンディングまで、俊敏な走りを実現します。

●最新の電子制御システムでハイパワーを調律

また、最新の電子制御システムを採用していることもポイントです。車体の挙動制御を行いライダーをサポートする「KTRC(カワサキトラクションコントロール)」、走行や路面の状況に応じてハイとローといった2つの出力特性を選択できる「パワーモード選択」、KTRCやパワーモード選択と連携する包括的なモードセレクト機能「インテグレーテッドライディングモード」などを装備。

カワサキのZ900に新色採用の2023年モデル
メーターにはフルデジタルTFTカラー液晶スクリーンを採用

これらにより、ハイパワーなエンジン出力を持ちつつも、誰にでもスムーズで扱いやすい制御が行われています。

車体には、軽量・高剛性なトレリスフレームを採用。フレームの重量はわずか13.5kgで、3.9kgとこちらも軽量なアルミ製スイングアームなどと相まって、軽快な取り回しやハンドリングに貢献します。

さらに、直径41mmの倒立フロントフォークは伸側減衰力とプリロードの調整が可能で、走行状況や好みに応じたセッティングが行えます。

カワサキのZ900に新色採用の2023年モデル
俊敏な走りが魅力のZ900

ほかにも、コントロール性と快適性を両立したアップライトなライディングポジション、ワイドでフラットなハンドルバーなどが、アグレッシブなスタイリングと高い操作性に貢献します。

●新色でよりマッシブなスタイルを演出

その2023年モデルでは、新色の「メタリックファントムシルバー×メタリックカーボングレー」を採用。シルバーとグレーをマッチさせたボディに、フレームやホイールにはレッドも掛け合わせることで、よりマッシブなスタイルを演出しています。

カワサキのZ900に新色採用の2023年モデル
Z900の2023年モデルでは、新色「メタリックファントムシルバー×メタリックカーボングレー」を採用

なお、同モデルは、ABSやETC2.0が標準装備されているほか、1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けられる「カワサキケアモデル」に指定されています。

価格(税込)は116万6000円です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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