最大646馬力の走り。アウディ次世代EVクロスオーバー「Q6 e-tron RS」、ニュルに初出現

■ポルシェと共同開発「PPE」アーキテクチャ採用モデル

アウディが現在開発中の新型エレクトリッククロスオーバーSUV「Q6 e-tron」に設定される最強バージョン、「Q6 e-tron RS」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

アウディ Q6 e-torn_003
アウディ RS Q6 e-torn 市販型プロトタイプ

ベースモデルのQ6 e-tron開発車両は、今夏に何度か目撃していましたが、ホットな「RS」は3月以来初めてです。ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、デザイン詳細は隠しているものの、実用的なスクエアバックSUVボディが確認できます。

アウディ Q6 e-torn_011
アウディ RS Q6 e-torn 市販型プロトタイプ

フロントエンドには、トレンドの上下二段スプリットヘッドライトを装備、大型コーナーエアインテーク、突き出たリップスポイラーなどが見てとれます。

Q6 e-tronはEVであるためリアエンドにRS特有のクワッドエキゾーストパイプは見られませんが、足回りにはアップグレードされたブレーキが黒いホイールの後ろに隠れているほか、複数の「RS」バッジがパフォーマンスモデルであることを際立たせてくれます。

市販型では、ポルシェと共同開発したプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)アーキテクチャを採用、同プラットフォームを採用するマカンEVとは兄弟モデルとなります。

ベースモデルのパワートレインには、シングルモーターとデュアルモーターバージョンを用意、システム合計476psを発揮すると予想されています。一方「RS」では、最高出力600psを発揮しますが、ブーストにより2.5秒間、最大646psまで向上させることが可能だといいます。

Q6 e-tronのワールドプレミアは2023年前半と予想されており、RSはその数ヵ月後、遅れれば2024年初頭となると思われます。またRSの下に位置する「S」モデルも開発中と噂されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる