■ポルシェと共同開発「PPE」アーキテクチャ採用モデル
アウディが現在開発中の新型エレクトリッククロスオーバーSUV「Q6 e-tron」に設定される最強バージョン、「Q6 e-tron RS」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ベースモデルのQ6 e-tron開発車両は、今夏に何度か目撃していましたが、ホットな「RS」は3月以来初めてです。ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、デザイン詳細は隠しているものの、実用的なスクエアバックSUVボディが確認できます。
フロントエンドには、トレンドの上下二段スプリットヘッドライトを装備、大型コーナーエアインテーク、突き出たリップスポイラーなどが見てとれます。
Q6 e-tronはEVであるためリアエンドにRS特有のクワッドエキゾーストパイプは見られませんが、足回りにはアップグレードされたブレーキが黒いホイールの後ろに隠れているほか、複数の「RS」バッジがパフォーマンスモデルであることを際立たせてくれます。
市販型では、ポルシェと共同開発したプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)アーキテクチャを採用、同プラットフォームを採用するマカンEVとは兄弟モデルとなります。
ベースモデルのパワートレインには、シングルモーターとデュアルモーターバージョンを用意、システム合計476psを発揮すると予想されています。一方「RS」では、最高出力600psを発揮しますが、ブーストにより2.5秒間、最大646psまで向上させることが可能だといいます。
Q6 e-tronのワールドプレミアは2023年前半と予想されており、RSはその数ヵ月後、遅れれば2024年初頭となると思われます。またRSの下に位置する「S」モデルも開発中と噂されています。