今年は、WEC(世界耐久選手権)がスタートします。
トヨタはTS030でワークス参戦、およびレベリオンレーシングへエンジンの供給。
ニッサンはLMP2クラスでのシェアNo.1の6台のマシンにエンジンを供給。
ホンダはアメリカの耐久で活躍したHPD ARX-03bが3台が参戦します。
ル・マン24時間には日本を代表するレーシングカーコンストラクター童夢のS102.5がフランスのペスカローロチームにより参戦。
マツダのMZR-Rエンジンを搭載したローラB12/60がアメリカのダイソンレーシングより参戦する事も決まっています。
実は日本メーカーは様々な形でプロトタイプカーに関わっていますし、日本人ドライバーやGTに乗っている外人ドライバーも多く参加していて楽しみですね。
そして10月には24年ぶりにマウントフジ6時間として富士スピードウェイでWECが開催されます!
さて、その追い風に乗って、日本にも耐久レースブームは来るはずです!
なぜなら、JAFのレギュレーションの変更により新しいレースが生まれました。
N0-TEC(エヌゼロテック)
ナンバー付き車両による耐久レースのシリーズ戦です(国内A級ライセンスが必要)。
開催場所は富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎ、筑波サーキット、袖ヶ浦フォレストレースウェイ、岡山国際サーキットを転戦し、計8戦が行われます。
ヴィッツレースやロードスターカップ、ロードスターパーティーレースⅡ、デミオレースなど、現在レースを行っているマシンやモデルチェンジによって型落ちになってしまった車両、またレギュレーション内であれば新規でマシンを製作する事も可能です。
第1戦は4月7日に富士スピードウェイで行われます。
http://www.n0-tec.com/
マツダファン・エンデュランス(通称:マツ耐)
ロードスターパーティーレースⅡやマツダファンサーキットトライアルを開催している、B-Sportの新イベントととしてマツダ車による耐久レースが始まります(国内A級ライセンス推奨)。
第1戦は7月8日(日)にエビスサーキット東コースで行われます。
http://endurance.nr-a.com/
他にも全国各地のサーキットで様々な耐久レースが開催されていますので、少しご紹介します。
「もてぎENJOY耐久レース」(通称:JOY耐)
2001年より開催されているツインリンクもてぎの伝統あるアマチュア向けレース。
今年より時間を短縮し、入門編とした「ちょっとJOY耐」も開催(国内A級ライセンス)。
http://www.twinring.jp/joytai/
idlers Games 耐久
日本アイドラーズクラブが年3回開催している耐久レース。春と冬に3時間耐久、夏には12時間+10分耐久が開催されます。
12時間+10分耐久は今、日本で一番長い耐久レースかもしれませんね。
また、スプリントレースも定期的に開催されています。
http://www.idlersclub.org/
K4GP
マッドハウスが開催している軽自動車メイン耐久レース。
富士スピードウェイで1000km耐久や8時間耐久を開催していますが、来年はセパンで24時間耐久が開催されます!!
http://www2s.biglobe.ne.jp/~madhouse/k4gp.htm
レブスピード杯レーシングECO耐久
初心者~上級者までワイワイ楽しめる超オススメの4時間耐久です。
場所は食堂のご飯が美味しいと言う噂の袖ヶ浦フォレストレースウェイで、第4回大会が3月10日に開催されます。
http://www.d-rights.co.jp/ret2012/
お手軽なレースからちょっとハードルが高いものレースまで、様々なレースがありますが、燃費やクルマを労わり次のドライバーに繋ぎ、チームの力でゴールへマシンを導く耐久レース。
ぜひ、お仲間とチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
(野上 達也)