■プレジョンEVコンセプトの市販型車名が決定
アキュラはブランド初のフルエレクトリックモデルとなる「プレジョンEVコンセプト」を「モントレー・カー・ウィーク2022」で初公開したばかりですが、その市販型車名が「ZDX」に決定しました。
ZDXは、かつて2009年から2013年にホンダが生産し、アキュラブランドで販売されていたクロスオーバーSUVで、その車名が11年ぶりに復活することになります。
ZDXは提携するGMと共同開発、GMの「Ultiumu」(アルティウム)プラットフォームに乗りますが、パワートレインと仕様、バッテリーの詳細は明かされていません。しかしGMは、この基盤が50から200キロワットのバッテリーをサポート可能にすることを発表しており、市販型では、ドライバー体験を最優する「タイプS」の設定も明かされました。
プレジョンEVコンセプトは、将来のEVのために、同ブランドのデザイン言語をプレビュー。その形状は「水を切り裂くスピードボード」を想起させるものだといいます。
キャビン内にはヨーク形状のステアリングホイールと、その上にある小型でシンプルなデジタルディスプレイを配置、レーシングカーのコックピットをイメージした外観となっているほか、ドライバーに向けた角度でインフォテインメント画面もあります。
噂によると、テネシー州スプリングヒルにあるGM の工場でZDXが組み立てられる可能性があり、その場合、キャディラックの電動クロスオーバー「リリック」と同時に生産されることになります。
ZDXの発売は2024年初頭となっています。