■2023年発売予定、オープンの「グランカブリオレ フォルゴーレ」も登場
マセラティの2ドアスポーツカー「グランツーリズモ」に設定されるべく開発中のフルエレクトリックバージョン、「グランツーリズモ フォルゴーレ」最新プロトタイプをカメラが捉えました。
イタリア語で「稲妻」を意味する「フォルゴーレ」は、マセラティの電動化に特化した新ブランドで、その第1弾がこのグランツーリズモであり、同社にとって初のフルEVモデルでもあります。
サーキットで撮影されたプロトタイプは、2022年末までに公開予定の内燃機関(ICE)版グラントゥーリズモと同じく、長いフード、筋肉質のリアハンチ、目立つリアディフューザーが確認できます。
しかし、フロントバンパーにダミーの吸気口を備えるほか、後部ではICEバージョンにあるクワッドエキゾーストパイプもありません。また、左側の燃料キャップも見当たらず、代わりにリアナンバープレート左側に充電ポートらしきものを隠している様子がうかがえるなど、ICEモデルといくつかの相違が見られます。
同社では、そのスペックなどを発表していませんが「新しいマセラティグラントゥーリズモは、100%電気ソリューションを採用したブランド初のクルマになるでしょう」と語っており、最高出力1200ps以上を叩き出すトリプルモーターを搭載。0-100km/h加速が3秒未満という驚異的数値が噂されています。
グランツーリズモ次期型はイタリア・ミラフィオーリ工場で生産され、2023年に発売される予定です。またグランツーリズモ フォルゴーレには、オープンモデルの「グランカブリオレ フォルゴーレ」も設定が濃厚となっています。