■新開発V型12気筒エンジン搭載、最高出力830ps程度に
フェラーリは現在、ブランド史上初となるFUV(フェラーリ・ユーティリティビークル)「プロサングエ」を開発していますが、そのワールドプレミアが2022年9月に行われることが確実となりました。
フェラーリは、2026年までにすべてのラインアップの60%がハイブリッド、およびピュアエレクトリックモデルにする計画を持っており、プロサングエでも4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジン+トリプルモーターを搭載するプラグインハイブリッドが予想されます。
しかし、注目は5月に発表された新開発V型12気筒エンジンの採用でしょう。排気量は不明ですが「812Competizione」の最高出力830psと同レベルであることはわかっています。
予想される市販型デザインは、それほど高い最低地上高を持たず、いわゆるSUV的なイメージというよりはコンパクトハッチバックのようなシルエット。
公開されているフロントエンドのティザーイメージでは、非常にスリムなLEDヘッドライト、大型のコーナーエアインテークも確認されています。おそらく、ランボルギーニ「ウルス」や、アストンマーティン「DBX」のようなスーパーSUVとは、デザインで差別化されることになりそうです。
9月にワールドプレミアされた後、市場ではベントレー、ロールスロイス、アストンマーティン、ランボルギーニなどのハイエンドブランドSUVと対峙していくことになります。