パガーニ最後の燃焼系ハイパーカー?「ウアイラ」後継プロトタイプをスクープ

■電化なしのAMG製の6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジン搭載

パガーニは現在「ウアイラ」後継モデルとなる次世代ハイパーカー「C10」を開発していると見られますが、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

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パガーニ ウアイラ後継「C10」プロトタイプ

ウアイラは「ゾンダ」後継モデルとして2011年に限定100台で発売されたハイパーカーです。

心臓部には最高出力730ps・最大トルク1,000Nmを発揮するメルセデスAMG製6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載、日本市場にも正規輸入されました。

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パガーニ ウアイラ後継「C10」プロトタイプ

捉えたプロトタイプのボディパネルには、ほぼすべてカーボンファイバーを採用。お馴染みの短いノーズ、ティアドロップコックピットが見てとれます。

フロントエンドにはカナードやウィングレットなど派手なエアロパーツがみられず、レトロタッチですが、様々な空力要素が統合された大型の通気口を装備していることがわかります。

側面では同社のシグニチャーサイドミラーを装備、フロントフェンダー後部にはエアアウトレットが隠されているようです。リアエンドでは、ルーフの後ろにスクープを配置、エンジンに空気を供給しているように見えますが、ダミーである可能性もありそうです。

またゾンダのように垂直に取り付けられたテールライト、ウアイラを彷彿させる複雑な形状のディフューザーも確認できます。

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パガーニ ウアイラ後継「C10」プロトタイプ

予想されるパワートレインは、メルセデスAMG製の6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載、電化はされない可能性が高く、最高出力はウアイラを超える800ps~850psと噂されています。

C10のワールドプレミアは2022年9月12日、イタリア・ミラノでのアート・音楽・テクノロジーの祭典で、販売価格は300,000ユーロ(約4,100万円)での販売が予想されます。

限定300台とも伝えられますが、より強力なエンジンを搭載し、追加のエアロを備えるスペシャルモデルが将来登場する可能性もありそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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