35万円で憧れの911ターボに乗れるポルシェのふるさと納税、その返礼品とは?

■PEC東京でポルシェの最新モデルがドライブできる

●千葉県木更津市とタッグを組んだ粋な返礼品

ポルシェがふるさと納税に協力
ポルシェのドライブ体験ができるふるさと納税の申し込みサイト(ふるさとチョイス)

皆さん、ふるさと納税はやってますか。お礼に各地の特産品がもらえたりするので、節税効果はもちろん、家族のプチイベントとしても楽しいですよね。

でもね。ふるさと納税の返礼品はお肉や魚だけじゃないんです。2022年5月31日から千葉県木更津市が始めたのは、なんとポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)のドライビング体験。最新のポルシェに試乗して、PEC東京の2.1kmの周回トラックと5つのダイナミックドライビングモジュールを走行できる90分のプログラムを楽しめるというものです。

ポルシェがふるさと納税に協力
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

「そもそもPEC東京とはなんぞや?」という方に解説しておくと、2021年10月、同市にオープンした日本で初めてのポルシェのブランド体験施設。およそ43ヘクタールという広大な土地に、サーキットやオフロードコース、ドリフトサークルといった走行施設はもちろん、レストランにカフェ、オフィシャルショップまで完備した聖地のような場所なんです。ポルシェ車のオーナーでなくても、ここにいけばポルシェの魅力にどっぷり浸れちゃうというわけです。

ポルシェがふるさと納税に協力
全長2.1kmのハンドリングトラックには独ニュルブルクリンクを模したコーナーも
ポルシェがふるさと納税に協力
低速でアンダーステアやオーバーステアが体験できるローフリクションハンドリングトラック

そもそもポルシェジャパンはPEC東京開設にあたって、千葉県および木更津市と協力に関する覚書を結んでいたとのこと。その中には産業振興や観光振興、環境保全に寄与する活動ならびに地域仮題の解決に向けた活動への協力支援の約束などが含まれるのですが、今回のふるさと納税への協力は、産業振興の地域貢献に対する取り組みの一環とのことです。

●ポルシェのほぼ全ラインナップを網羅

ポルシェがふるさと納税に協力
専属インストラクターがポルシェの魅力を伝授してくれます

さて、気になるのは寄付金がいくらになるのか、ですよね。どうやら4つの選択肢があり、寄付金額に応じて試乗できる車両が異なるようです。以下が寄付金額ごとの車両リストです(※試乗できるのは1体験あたり1台です)。

・17万円:718ケイマンT、マカン、マカンS、カイエン
・21万円:タイカン4S、タイカンターボ、911カレラ、718ボクスターGTS4.0、718ケイマンGTS4.0、カイエンS、カイエンGTS、パナメーラGTS
・26万円:911カレラS
・35万円:718ケイマンGT4、911ターボ、911GT3

ポルシェがふるさと納税に協力
ポルシェのハンドルを握れる素敵な1日が楽しめますよ

なんとSUVからGT3マシンまで、ポルシェのほぼ全ラインナップが揃っているじゃありませんか。「将来の愛車候補として運転しておきたい」なんて羨ましい方はもちろん、「一度でいいからポルシェを体験したい」なんて方にも素晴らしい1日になるふるさと納税だと思います。前述のとおりカフェやショップも充実していますから、運転される人だけでなく同伴される家族や友人も楽しめそうですよ。

クルマ好きのふるさと納税といえば、これまでにも工具やヘルメット、アルミホイールなどがありました。PEC東京でのポルシェ車試乗は、そこに新たに加わった人気の返礼品となりそうです。

(文:角田伸幸

【関連リンク】
・返礼品申し込みサイト(ふるさとチョイス)
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/12206/5416456
※有効期限はチケット発行日から6カ月です

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この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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