■1人旅・2人旅のほかサーファー仕様、ペット連れ…あらゆるニーズに応える「軽自動車以上、ハイエース未満」のジャストサイズ
「軽自動車以上、ハイエース未満」のジャストサイズなキャンピングカー「シュピーレン」を手がける長野県のフロット・モビール。ジャパンキャンピングカーショー2022に展示された車両「シュピーレン NV 2人掛けバタフライシート仕様」は、乗車定員が4名で2人就寝が可能。日産NV200ワゴンがベースです。
ボディサイズは、全長4400×全幅1695×全高1850mmで、4ナンバー登録の新車初回2年車検、その後毎年車検になります。
軽キャンパーでは小さい(狭い)けれど、ハイエースなどをバンコンでは大きすぎるというニーズに応えるモデルで、ここ数年人気を集めているクラスになります。
「シュピーレン」には、この2人掛けバタフライシート仕様、5人乗り仕様も設定されているほか、4人乗り、5人乗りそれぞれに冷蔵庫家具仕様(助手席側後方に配置)が用意されていて、ニーズに応じて選択できます。
1人で出かけることが多いのなら、後席片側をベッドにして、もう片側をシートとしてゆったりくつろげるほか、多くの荷物も積み込めます。展示車両の「2人掛けバタフライシート仕様」なら夫婦2人旅などに最適な仕様になります。
1人分のベッドサイズは、2050×500〜650mm。2人分のベッドサイズは、2050×1200〜1300mm。ベッド下には、スキーやサーフボードなども積載できるスペースが広がるほか、レールに装着するスライド式テーブルは足がなく、容易に展開できるほか、広い足元空間を活かすことができます。
また、ベッドマットを収納すれば、広大なラゲッジスペースが広がり、日常使いでも収納場所に困ることはないはず。
そのほか、装備では、100Vの充電器が標準化され、手が届きやすい左スライドドアの上に電源などのスイッチが集約されています。
「シュピーレン」は、1人とペット1匹仕様、1人掛けバタフライシートを後席に2座設置した仕様、サーファー仕様などの特注も受け付けているようで、好みの仕様に仕立てることもできます。
●ボディサイズ:全長4400×全幅1695×全高1850mm
●標準装備:エアコン(シングル)、サブバッテリー(105Ah)、断熱材、排水タンク(4L)、外部電源、トイレ(ポータブル)、遮光カーテン
●オプション:FFヒーター、サイドオーニング、特別塗装色、寒冷地仕様
●車両本体価格:369万6000円
●展示車両価格:376万2000円
(文・写真:塚田 勝弘)