■「世界最強の直列4気筒」が環境性能を高めて進化
メルセデス・ベンツは現在、エントリーモデル「Aクラス」ファミリー改良型を開発中ですが、そのハイエンドモデルとなるAMG「A45」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型のAMG「A45」は2019年に発売されており、これが3年ぶりの大幅刷新となります。
捉えたプロトタイプのフロントエンドにはAMGの象徴パナメリカーナグリルを装備。後部にはクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、ハイエンドモデル「A45」であることがわかります。
大幅改良に伴い、フルLEDグラフィックスを備えたスリムな新ヘッドライトを装備。前後バンパー形状やLEDテールライトのグラフィックが新設計されている様子もうかがえます。
キャビン内でも大きな変化が見られます。
センターコンソールが刷新され、MBUXインフォテインメントのタッチパッドが排除されており、代わりに追加された収納コンパートメントと新しいカップホルダーが確認できます。
これはおそらく、ユーザーがタッチスクリーン、音声コマンド、またはステアリングホイールのボタンを介してインフォテインメントを操作することを示唆していると思われます。
パワートレインは、最高出力387psを発揮する2.0リットル直列4気筒「M139」ツインターボエンジンがキャリーオーバーされ、8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」と4MATIC+システムが組み合わされます。
ただし、厳しい排ガス規制に対応するため、より環境性能を高めることに焦点が当てられるはずで、あらゆる面から「世界最強の直列4気筒」に磨きがかかると予想されます。
Aクラス改良型のデビューは2022年後半で、その後AMGバージョンが続く予定ですが、Aクラスは2022年以降米国から、2023年にはカナダから撤退する可能性があるといいます。