ホンダの大型ネイキッドスポーツ「CB1000R」に2022年新色! 漆黒ボディが精悍なブラックエディション登場

■精悍なグラファイトブラック仕様を追加

ホンダは、大型スポーツネイキッドのCB1000Rに、車体細部までブラックのカラーリングで統一した「CB1000Rブラックエディション」を追加設定し、2022年モデルとして発売することを発表しました!

ホンダのCB1000Rに2022年新色ブラックエディション
ホンダ・CB1000Rブラックエディション

スーパースポーツCBR1000RR系の1000cc・4気筒エンジンを採用したアグレッシブな走りやスタイルに、精悍なグラファイトブラックを採用したボディとのマッチングが、より存在感をアップさせる仕様を、2022年6月9日より発売することを明かにしました。

●高性能エンジンをレトロ感ある車体に搭載

CB1000Rは、前述の通り、ホンダが誇るスーパースポーツCBR1000RR系のエンジンを搭載する大型スポーツネイキッドモデルです。

丸目一灯ヘッドライトやアップライトなバーハンドルなどを採用し、1960年代に流行したカフェレーサー的なレトロな雰囲気と、現代的なテイストを融合させたネオレトロと呼ばれるジャンルのバイクです。

ホンダのCB1000Rに2022年新色ブラックエディション
CB1000Rの2018年モデル

現行モデルは、2018年に登場。2021年のマイナーチェンジにより、ヘッドライト、ラジエターシュラウド、エアクリーナーカバーのデザインが一新され、凝縮感のある台形プロポーションをより強調するデザインに生まれ変わっています。

主な特徴は、まず、1000cc・水冷4気筒エンジン。元々は、サーキット走行などにも対応する高性能な特性ですが、ストリートやワインディングでの走りをメインとするCB1000R向けに再セッティング。

吸排気系の最適化やギアのローレシオ化などを図ることで、4気筒らしい伸びやかな吹け上がりはそのままに、より力強いトルク感を実現します。なお、最高出力は145ps/1万500rpm、最大トルクは10.6kgf-m/8250rpmを発揮します。

ホンダのCB1000Rに2022年新色ブラックエディション
CB1000Rのエンジン(写真は2018年モデル)

フレームは、軽量で剛性のある高張力鋼のモノバックボーンを採用。左側フォークに減衰機構とスプリング、右側フォークにスプリングのみを装備したショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークや、分離加圧式リヤサスペンションなどにより、高い路面追従性や上質なライディングフィールに貢献します。

ホンダのCB1000Rに2022年新色ブラックエディション
CB1000Rのフレーム(写真は2018年モデル)

アクセル操作に対しリニアにパワーが出るスロットルバイワイヤシステムや、クラッチやスロットル操作なしにシフトチェンジを可能とするクイックシフターなど、数々の電子制御システムも採用。

街や郊外、ワインディング、雨天時など、走行シーンや路面状況によってパワー特性やスロットルレスポンスなどを変更できる走行モードも、「SPORT」「STANDARD」「RAIN」から選べるほか、ライダーの好みで設定できる「USER」モードも用意。

ほかにも、車両とスマートフォンをブルートゥースで連携できるHonda Smartphone Voice Control system(HSVCS)も搭載。ハンドルスイッチまたは音声入力により、スマホアプリを使った音楽再生や通話などの操作を可能とするなどで、高い利便性も誇ります。

●燃料タンクからホイールナットまでブラックで統一

今回設定されたCB1000Rブラックエディションは、車体色に精悍なグラファイトブラックを採用した仕様です。

ホンダのCB1000Rに2022年新色ブラックエディション
CB1000Rのマットバリスティックブラックメタリック

燃料タンクをはじめ、ラジエターシュラウド、シートレール、スイングアーム、マフラー、エキゾーストパイプなど、全体のカラーリングをブラックで統一。

さらに、ホイールナットなど細部のパーツもブラックとすることで、さらなる上質感や存在感を演出しているのが特徴です。

ホンダのCB1000Rに2022年新色ブラックエディション
CB100Rのキャンディークロモスフィアレッド

ちなみに、従来からあるマットバリスティックブラックメタリック、キャンディークロモスフィアレッド、マットベータシルバーメタリックも継続販売されます。

価格(税込)は、従来からある3色が167万900円なのに対し、ブラックエディションは4万5100円アップの171万6000円です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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