■高回転領域の出力が高まり、低速から中速ギヤを使った登坂がさらに快適に
1993年、世界初の電動アシスト自転車を世に送り出したヤマハ発動機。今では、多くのメーカーが参入し、筆者もお世話になっていた子ども乗せ自転車をはじめ、いわゆる「ママチャリ」タイプ、E-Bikeと呼ばれるスポーツタイプまで多彩に揃っています。
多彩な電動アシスト自転車が普及する中、ヤマハ発動機はスポーティでカジュアルな26型の電動アシスト自転車「PAS VIENTA5(パス ヴィエンタ ファイブ)」の使い勝手を向上させ、2022年4月28日(月)に発売します。
「街乗りに最適なカジュアルスポーティ」をコンセプトに掲げる「PAS VIENTA5」は、通勤や通学、買い物、週末に少しの外出などの街乗りを想定。スポーティな外観を重視する層をメインターゲットにしています。
「PAS VIENTA5」は、こうしたカジュアルでスポーティなデザインでありながらも、トップチューブが低く、乗り降りしやすいフレーム形状を備えています。
さらに、内装5段変速ラピッドファイヤーシフトの採用により、快適で爽快な街乗りが楽しめます。また、バッテリーロックと共通のキーで操作可能なサークル錠の装備などにより使い勝手の良さも特徴です。
2022年モデルの「PAS VIENTA5」のアシストモードは、「強モード」、新設定の「スマートパワーモード」「オートエコモードプラス」の3段階が備わります。
他モデルでも好評の「スマートパワーアシスト」が新たに搭載されています。これにより、登坂時などの高回転ペダリングでも伸びやかでパワフルな乗り心地、アシストフィーリングを実現したそう。
今回モデルのアシスト制御は、法律で定められたアシスト範囲内で、より快適な登坂走行が追求されています。新設定された「スマートパワーモード」は、走行中の運転者の動き(自転車のペダルを漕ぐ力やペダルを回す速さ)や路面の状況から、最適なアシストパワーを自動で制御。
急な坂道や荷物積載時などアシストパワーが必要なシーンでは、パワフルにアシストし、アシストの必要性が低くなる平坦路や下り坂ではアシストパワーがセーブされます。また、平坦路や上り坂など、道路状況に応じて自動でアシスト力を制御してくれるのでシーンを問わず楽に走破できそう。
ほかにも、時計表示付きの「液晶5ファンクションメーター」も新たに備わるなど、機能も充実しています。前回使用時(電源オフ時)に選択していたアシストモードが自動で記憶され、次回使用時(電源オン時)に記憶されたモードで起動するため、家族でシェアする際も便利そう。
カラーは、人気の「ソリッドグレー2」「パウダーブルー」に加えて、街中の多様なシーンで映えるカジュアルな「ホワイトオレ」が新たに設定されています。
●価格
・「PAS VIENTA5」:15万5100円
(塚田 勝弘)