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■未成年者の健康にリスクのある飲酒を禁止
1922(大正11)年3月30日、満20歳未満の未成年者の飲酒を禁止する「未成年者飲酒禁止法」が公布されました。未成年者の飲酒が禁止されている根拠は、成長期の飲酒が脳の発達に悪影響を与える可能性やアルコール依存症になる確率が高いなどです。ちなみに未成年者の喫煙禁止法は、1900年に制定されています。
3月30日には、タレントの千原ジュニアとカンニング竹山、シンガーのセリーヌ・デュオンとノラ・ジョーンズ、ミュージシャンのエリック・クラプトン、F1コンストラクターのエディ・ジョーダン、画家のゴヤとゴッホなどが生まれています。本日紹介するのは、エディ・ジョーダンです。
●レーシングドライバーからF1コンストラクターへ転身して成功したエディ・ジョーダンが誕生
エディ・ジョーダンは、1948年3月30日にアイルランドのダブリンで生まれました。学校を卒業後、アイルランド銀行に就職しましたが、たまたま訪れたジャージー島で見たカートレースに魅せられて、カートに夢中になります。1970年からカートレースに参戦し、1971年にはアイルランド・カート選手権で優勝。1974年にフォーミュラに転向して、フォーミュラアトランティックやアイルランド選手権で優勝を飾ります。
その後、英国F3やF2にも参戦しますが、1979年に最初のプライベートチーム「エディ・ジョーダン・レーシング」を設立。チームは、英国F3やF3000で活躍の後、1981年に「ジョーダン・グランプリ」を設立して、コンストラクターとしてF1への参戦を果たします。2005年までの25年間で、通算4勝、コンストラクターズランキングで最高3位と、新興チームながら立派な成績を残しました。また、ヤマハやホンダ、トヨタといった日本のエンジンサプライヤーから多くの供給を受けた、日本と関わりの強いチームでもありました。残念ですが2015年に資金難でチームは売却されました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?
●自動料金支払いシステムETCのサービスが一部区間で始まる
2001(平成13)年3月30日、高速道路の一部区間(首都高速、千葉、沖縄の各地区の一部)で、ETC(自動料金支払いシステム)の運用が始まりました。当時欧米ではすでに運用されていたETCですが、日本では1994年に当時の建設省と道路公団が研究開発をスタートさせ、1997年から試験的に運用を行っていました。
ETCは、料金所に設置した路側通信機器とクルマに搭載したETC車載器の間で無線通信して、自動的に高速料金を支払うシステムです。ゲート進入時には入口料金所で路側アンテナからクルマのETC車載器に、入口情報(IC名称、時刻等)を送信。走行後の退出時には、出口料金所でETC車載器から路側アンテナに入口情報を送信。その情報をもとに通行料金が計算され、路側アンテナからETC車載器に料金情報が送信されるのです。
2003年には料金所の90%がETCシステムを運用し、現在のETCの使用率は92%を超えています。ドライバーにとって便利というだけでなく、輸送の効率化や渋滞緩和などに貢献する、必要不可欠な社会インフラとなっています。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)