■快適性と高速安定性を両立
2022年2月25日、日本ミシュランタイヤは、プレミアムコンフォートタイヤの「MICHELIN PRIMACY SUV+(ミシュラン プライマシー エスユーブイ プラス)」を発表しました。5月19日から順次発売され、サイズは15インチから20インチまでの全28サイズ。価格はオープンです。
いまやSUVは、ファミリーカーから趣味の相棒としてなど、使用環境や目的に応じたニーズが多様化しています。従来のSUVに要求されていたタイヤ性能だけにとどまらない、新たな価値を持つ性能が求められています。
「MICHELIN PRIMACY SUV+」は、ミシュラン基準の「プレミアムコンフォート」のコンセプトをSUV向けに投入することで、現在のSUVユーザーにより安全で快適な走りを提供するとしています。
なお、同社によると、SUVユーザーの83%がサマータイヤを装着しているそうで、高い快適性やウェット性能、高速域でのスタビリティなどが求められています。
ドライ路面での安定したグリップ性能はもちろん、優れたウェットブレーキング性能を備え、街乗りからレジャーまでシーンを問わず高い安全性を発揮します。優れた静粛性と高速安定性やハンドリング性能は、ドライバーの安心感だけでなく、同乗者との一体感ある快適な車内空間に寄与します。
採用されている技術をチェックします。まず、シリカが多く配合された「新設計コンパウンド」により、転がり抵抗を犠牲にすることなく、ドライ、ウェットを問わず優れた高いブレーキ性能を発揮。
U字型の主溝と、溝底まで深く刻まれた「U字グルーブとフルデプスサイプ」により、摩耗による急激な排水性能の低下を抑制します。
さらに、トレッドのブロック数を約80と「PREMIER LTX M+S」の約60よりも増やし、最適化。
ノイズのピークを下げて騒音エネルギーを低減する「トレッドブロックデザイン」により、静粛性の向上に貢献しています。もちろん、低燃費性能も追求されています。低転がり抵抗とウェットグリップ性能を両立することで、エコであるのと同時に安全性に寄与。
なお、グレーディングシステムの「A/b」を取得しています(28サイズ中24サイズの取得内容。3サイズは申請中です。2022年2月1日現在)。
(塚田勝弘)