■2022年内デビュー、効力係数がわずか0.29という抜群のエアロ効率を実現
スマートは、フルエレクトリックモデルの次期型の車名を「スマート#1」と発表するとともに、プロトタイプの画像を公式リークしました。
近い将来、欧州と中国で販売される次期型は、メルセデス・ベンツのグローバルデザインチームと共同で設計、「トレンドセッター」を目指すといいます。
そのため、車名は一般的な英数字の組み合わせではなく「デジタル時代の流行を喚起する」ハッシュタグ記号が用いられているようです。
スマートのグローバルセールス、マーケティング、およびアフターセールス担当副社長であるダニエル・レスコー氏は、「ブランドのリニューアル後に発売される最初のモデルとして、#1は電気駆動技術とプレミアム品質を組み合わせています。中国と欧州で将来の顧客を魅了し、都市のモビリティの新しいトレンドを設定、強力なブランド体験を共同で作成すると確信しています」と語っています。
市販型では効力係数がわずか0.29で、そのエアロ効率はフラッシュマウントドアハンドル、アクテイブグリルシャッター、そして滑らかなボディ形状の結果としてもたらされているようです。
目立った機能としては、フラッシュマウントドアハンドルが、氷の層で覆われたとしても機能できる特別な砕氷機能が付いています。
バッテリーは、車両が冷えているときに最適な充電出力効率と最適な動作温度を確保するための予熱設定が付属しています。
そのほか全電動パワートレインは、ボッシュの堅牢なESPシステムによってサポートされており、天候が厳しくなった場合でも、運転の快適性、ハンドリングの安定性、ブレーキ性能を確保するといいます。
同社のスマート研究開発担当副社長であるヤン・ジュン氏は、「スマートとメルセデス・ベンツの設計チーム間のシームレスな協力のおかげで、スマート#1はエンジニアリングの傑作となりました」と延べています。
スマート#1市販型は今年後半に市場に投入される予定です。