ブ(2)ロ(6)グの日/二刀流の元祖ベーブ・ルース生まれる/セリカXX改めトヨタ・スープラがデビュー!【今日は何の日?2月6日】

■ウェブの普及を目的に制定された「ブログの日」

2月6日は、「ブ(2)ロ(6)グ」の語呂合わせで「ブログの日」です。一時は、多くの芸能人が競うようにブログを開設して大ブームの時期もありましたが、直感的なコミュニケーションができるSNSの普及で注目されなくなりました。しかし最近は良さが見直されて、ブログ人気が盛り返しているらしいです。

さて、2月6日に生まれたのは、俳優・歌手の福山雅治、漫画家のやなせたかし、タレントのデヴィ夫人、豊臣秀吉、大リーグのベーブ・ルース、政治家のロナルド・レーガンなどです。本日紹介するのは、ベーブ・ルースです。

●二刀流の元祖で野球の神様、ベーブ・ルースが誕生

レッドソックス時代のベーブ・ルース(C)Creative Commons
レッドソックス時代のベーブ・ルース(C)Creative Commons

大谷翔平選手の活躍で、日本でも注目されているベーブ・ルースは、1895年2月6日、米国メリーランド州ボルチモアの貧しい家に生まれました。少年期に非行に走ったため、厚生施設兼孤児院に送り込まれ、そこで出会ったマシアス神父に野球の指導を受けます。すぐに類まれな才能が認められ、わずか19歳でプロ野球選手として契約。その後大活躍した記録は、ホームラン王12回、ホームラン数714本、生涯打率3割4分2厘。これだけでも凄いのに、その間の10年間でなんと投手としても通算94勝をあげたのでした。昨年大谷翔平選手が注目されたのは、ベーブ・ルースの2桁勝利と2桁ホームランという二刀流の記録への挑戦でした。残念ながら投手として10勝まであと1勝届かず、大記録達成とはなりませんでした。数々のエピソードがありますが、伝説となっているのは、打席に立ったベーブ・ルースがライト方向を指さし、本当にそこにホームランを打った予告ホームランですね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●トヨタのセリカXXが3代目でスープラと冠して日本デビュー!

1986年にデビューしたスープラ
1986年にデビューしたトヨタ・スープラ
スープラのハッチバックスタイル(トヨタでは、リフトバックと呼ぶ)
スープラのハッチバックスタイル(トヨタではリフトバックと呼ぶ)

1986(昭和61)年2月6日、トヨタから「トヨタ2000GT」の血統を継承する本格スポーツカー「スープラ」がデビューしました。もともとスープラは、「セリカXX」の輸出車名でしたが、3代目のモデルチェンジを機に国内でもスープラの名を冠して登場することになったのです。

スタイリングは、ロングノーズにリフトバックを組み合わせた典型的なクーペスタイル。エアダムスカート下部に開けた隙間から走行風を取り込むようにして大きなフロントグリルをなくし、さらにリトラクタブルヘッドライトの採用などによって、空力低減を図っています。エンジンは2.0L直6DOHC24Vとそのツインターボ仕様、最上グレードの3000GT向けの3.0L直6DOHC24Vインタークーラー付きターボという3種類が用意されました。トランスミッションは5速MTと4速ATが選択でき、駆動方式はFRでした。

スープラのシックに統一したインテリア
スープラのシックに統一したインテリア

その後、タルガトップ風のエアロトップやワイドボディ仕様、さらに当時最強の自主規制値280PSを発揮した2.5Lツインターボを追加するなど、トヨタのスポーツモデルのフラッグシップとして存在感をアピールし続けました。当時は大排気量の高出力モデルが各メーカーから競うように登場していた、バブルなクルマの絶頂期。カタログを見てるだけでも楽しい時代でしたね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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